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落語家と診断士と

皆さん、こんにちは!鷺山はるこです!
今日は落語のお話から、それではどうぞ!
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■舞台に立ったことがありますか?
■採点者はお客さん
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■舞台に立ったことがありますか?
こう見えて私、学生の頃は落研だったんです。
4年間、勉強は殆どせず、落語三昧の日々。(^。^;;。。。
まあ、それはともかく。

皆さんは舞台に上がって何かを演じたことがありますか?
落語家だけでなく、俳優さんやダンサーさんなど。
舞台に上がった経験のある方たちはこんな話をします。
「舞台は、上がる前の袖で待っている時が一番好きだ!」

確かに、みぞおちあたりがキュンと痛くなる感じとともに
「始まるぞ!」という高揚感があるあの時間には、
なんとも言えない興奮があり、癖になりそうです。

この興奮状態ですが、落語の場合、
お囃子が鳴り出すと急に止まります。
その瞬間、心の中で声が聞こえます。
「キター!よし、いくぞ!」と。
すると、ぐっと腹が座って、興奮が冷め、
落語家の自分が降りてきて、袖を出て行きます。

座布団とマイクに向かい歩いている最中から
もう落語家としての演技が始まるのです。

実は当日の出来は、日頃の練習にもよりますが、
座布団に座って挨拶をした後に決まります。

メインのネタの前に、落語用語で言う「枕」という
した小話や戯言を語るのですが、
この時、いかに冷静にお客さんの表情を見ることができたか、
気持を感じられたかで、後の出来は大きく変わります。

落語は、ただ覚えた通りに語れば良い、
というものではありません。
語るだけならロボットでもいいですよね。
大事なのは自分とお客さんが一つとなること。
一体となることです。

一体となるために、ベテランになると
いつも冷静に客席を見ています。
お客さんの反応を見て、笑い声が収まるまで
「間」を取ったり、反応が悪いな、と思ったら
大げさに誇張したり、ちょっとしたアドリブを入れたり。

お客さんの気持ちを感じて、笑いたい気持ちを
引き出すように次の言葉を語っていくのです。

お客さんとのコミュニケーションの良し悪しで
ウケ方(成果)は大きく変わる。
まさにコーチングと同じなんです。

「わっ」と湧いて満面の笑みが溢れる。
お客さんと気持ちのキャッチボールが出来た!と
思えたあの瞬間、今も嬉しい成功体験です。

■採点者はお客さん
来週の26日に2次本試験を受験する皆さんへ。

出題者や採点者はお客様です。
どれだけコミュニケーションが取れたかで、
合否が決まってしまいます。

本試験の会場では、出題者や採点者へ向け
次の事に気を付けてきてくださいね。

1.事例テーマや与件文、設問文の各所にある
「わざわざ表現」を見逃さないこと。
敢えて使っている言葉や表現には、出題者の声が入っています。
丁寧に意図を汲みながら読んできてください。

2.出題者が求めているのは、中小企業診断士としての「診たて」です。
解答の結論部分(述語)には
しっかりと経営効果を入れましょう。
また、綺麗でなくて良いので丁寧な文字で読み易く。

「出題者はどう答えてほしいのか?」
「採点者にどう喜んでもらえるか?」
この気持ちを忘れずに、最後まで顧客志向で解いてきてください。

それでは今日はここまで。
これからもあなたの未来を「拓く」お手伝いができれば幸いです。

今日もお読みいただきありがとうございました!
(*^^)/。・:*:・°★,。・:*:・°☆アリガトー
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