桜木鍼灸治療院

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妊活豆知識⑤


こんにちわ 旭川市で鍼灸院を営み妊活鍼灸に取り組んでいる川畠裕子です。 このメルマガでは妊活中に知っておいた方がいい豆知識を定期的に配信していきますね。




体外受精をしてもなかなか結果が出ないとき考える原因


〜着床不全と不育症〜


○不育症


実は不育症は65%の人が検査をしても「異常なし」とされてしまう状況だそう。


ですが、繰り返す流産(特に稽留流産)の方は不育と診断して治療すれば赤ちゃんを手に抱ける日が来る可能性があります。


原因①  偶発的流産、原因不明(65%)

リスク因子が不明の時の大半は、赤ちゃんの染色体異常がたまたま続いてしまったものと考えられます。流産した時に胎盤の細胞を採取できれば胎児の染色体の数や形態を調べて原因を知ることができます。可能なら受けておくと良いと思います。


原因②  子宮形態異常(7.9%)

子宮の内部に壁のある中核子宮では流産しやすいです。


原因③  甲状腺異常(9.5%)

甲状腺ホルモンの異常とくに機能低下は流産と関連があるとされています。その際は血液検査でホルモン値(TSH、T4)を測定します。


原因④ 抗リン脂質抗体症候群(8.7%)

自己免疫疾患の一つ。妊娠によって血栓のリスクが高くなります。こ特に血液の流れが遅い胎盤の周りにできやすく赤ちゃんに栄養や酸素が行き届かなくなり、流産や死産が起きやすくなります。さらに、胎嚢の周りに炎症を起こし、流産につながることもわかってきました。

こちらの場合は治療法が確立されているので、妊娠前に診断を受けておくことで治療しながら妊娠を継続させることが可能になります。


原因⑤血液凝固異常(11.9%)

プロテインS・C欠乏症、第Ⅻ因子欠乏症の場合も血栓ができやすい傾向となります。こちらも血栓の予防が治療となります。


原因⑥ 夫婦染色体異常(3.7%)

夫婦どちらかの染色体に異常があると流産が増加します。この場合は、一定の確率で精子や卵子にも染色体異常が起こり、流産に至る可能性があります。検査は血液を採取して行いますが、染色体異常がわかっても治療で根本的に治す方法はありません。受精卵の着床前診断を受けることが選択肢の一つとなります。


実は不育症の検査については、HCGが出ただけでの妊娠判定ではせずに、胎嚢の確認ができた場合にしか不育の検査をしない病院多いので、

体外受精を繰り返ししてHCGは陽性になるけれど、値が低い場合などは見逃されることが多いです。

その際は主治医と相談の上、不育の検査も検討すると良いと思います。



(こちらのデータは主婦の友社発行 はじめての不妊治療から一部抜粋させていただきました。)


次回は

妊活に関係のあるあの栄養素についてです!!



ではまたの配信をお楽しみに♪



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