失敗しない子犬選び 6つの質問

 10~15年の短い寿命で人の近くで共に過ごしてくれる貴重な動物は犬です。猫やウサギ、ハムスターなども身近で過ごしてくれますが、一緒に散歩したり外部との接触機会を考えると犬が一番濃いお付き合いだと感じます。その素晴らしい犬との出逢いは、主に子犬ですが日本では多くがペットショップやブリーダーになります。そこで運命の出逢いをされるにあたり、今回は失敗しない子犬選びになるために6つの質問をピックアップしてみます。まあ当たり前のことではありますが何かの気づきになれば幸いです。


①家族で一番子犬と接する時間の長い人は誰か?​
 多くが家で過ごされる時間の長いお母さんやお年寄り、または最近だとリモートワークのお父さんというパターンもあります。どの人が中心となるのか決めておきましょう。​

②その方の生活リズム、求めるワンコライフのイメージは?​
 その方は比較的アクティブなアウトドア派なのか?それとも落ち着いた感じのインドア派なのか?この方との行動が主となるので子犬のタイプもそれに合わせると良いでしょう。求めるワンコスタイルに向けたしつけトレーニングもイメージしやすいと思います。​

③今後想定される飼育・医療費用などの負担は大丈夫か?​
 細かく考えてもすべてが想定通りには行きませんが、それでもざっくりと「このくらいは毎月掛かるな、、、」とか想定しておきましょう。購入する時にいろいろ説明を受け、必要最低限のフードやトイレサークルなどは準備されますが、毛が伸びる犬種ならば毎月トリミングが必要ですし、毎年のワクチン、フィラリアなどの予防費用、またしっかりしつけをさせたいのであれば教室や幼稚園の費用など、とりあえず飼い始めから数年間はイメージして自分達の生活に無理はないのかを今一度冷静に考えておきましょう。​

④好みの毛質(抜けるor抜けない)や見た目のタイプは?​
 ここ何十年日本では、ペットの毛のアレルギーを考え比較的抜けづらいプードルやプードル系ミックス犬が常に人気の上位にあります。これらの犬種は抜けづらい分毛が伸びていくので毛玉やもつれにならないよう定期的なブラッシングやトリミングが必要です。
 逆に抜けやすい犬種でチワワやダックス、柴犬なども常に上位人気です。これらの犬種は気温変化に対応するために体毛の量を調整します。ですので普通なら春から夏は抜け毛が多くなり冬に向けて体毛を増やすのですが、室内で人と過ごすことが多いので冷房が付けられる夏は毛量が多くなり、逆に冬は暖房で温かくなるため毛が抜けます。
 見た目の好みは別として、アウトドア派の方には環境対応力が抜ける犬種、インドア派の方には抜けない犬種が比較的飼い易いと思います。​

⑤どこから譲り受けるのか?​
 何度も犬を飼った経験がある方ならばネットで問題ないと思います。しかし初めて犬を飼われる方など飼い始めはもちろん、体調管理やしつけなどにも相談しやすいお店がオススメです。​

 ⑥健康状態の確認は大丈夫か?​
 子犬の時点ですべてがわかる訳ではありませんが、最近では多くのお店やブリーダーは先天的な特徴や気になる点など正直に伝えてくれます。健康状態は納得されるまでよく聞いておきましょう。

  以上6つの質問でした。「あの時こうすればよかった、、、」などと後悔しないために、事前の準備として参考にしてみてください。また皆さんのお友達でこれから犬を飼おうと考えている方がいましたら教えてあげてくださいね。それではどうか素敵な出逢いをお迎えください。
社会性(心の扉)に関わる好奇心と恐怖心 一覧 成長に合わせたフード量の目安と考え方