2024.10.10
滋賀県近江八幡市 屋上防水工事 /(有)アタック塗研
滋賀県近江八幡市で屋上の防水工事を施工させていただきました!
今回はRC構造の住宅で最上階のお部屋数室で雨漏りしているという事で、建物を所有されているオーナー様からご相談をいただきました。
既存はゴムシート防水でしたが、それは軽く20年以上前に施工されたもので、雨漏りする度に所々で修復された形跡がありました。
このような状態になると、部分補修ではその都度で同じような補修を繰り返す事になりますので、全面の防水工事をした方が費用も抑える事が出来ますし、建物の老朽化の進行を防止させる事も出来ます!
以前でしたら既存のゴムシートを全て撤去し、下地補修して張替えという選択肢しかなかったですので、費用はかなり高額になり手を付ける事が出来なくて、応急処置的に部分補修で雨漏りを止めて凌ぐという事例が多かったですが、近年はこのような下地の悪い状態であっても、下地を選ばないという塩ビシート防水、機械的固定工法という万能な工法が需要があり施工されるようになりました。
この工法は既存の防水層を撤去する必要はないため、撤去と廃棄処分の費用を省く事が出来ます。
更に下地処理も酷い部分のみを補修で済みますので、大幅にコストダウンする事が出来ます。
塩ビシートの上に水が溜まると気にされる人もいますが、もしそれが気になるという場合はコストをかけて左官で不陸調整をしていただく必要がありますが、そこまでするのならこの機械的固定工法でなくても様々な選択肢があります。
先ずはケレン、下地処理からの作業です。
表面の素地の浮きやカビ、苔などを除去。
役物はウレタン塗膜防水をしますので、既存の防水層を撤去します。
絶縁シートをシワや膨れが生じないように敷いていき、ジョイント部はテープ張りを行います。
固定金具の設置
この円盤型の専用のディスクと呼ばれる専用の機材を用いて塩ビシートを貼り付けていきます。
これが機械固定工法です。
塩ビシート防水、密着工法は塩ビシートを接着剤で密着させますので、ここが大きく違う点になります。
密着工法は塩ビシートをボンドで貼り密着させますが、機械固定工法は下地と塩ビシートの間に緩衝材とディスク盤を設置することで隙間を作りますので、密着工法に比べて下地の影響を受けにくくなります。
塩ビシート貼り付け及び接合。
役物廻りの仕舞。
役物廻りウレタン塗膜防水
完 成
工事が完成し、数日雨が降った時に雨漏りの確認をさせていただきましたが、雨漏りは完全に止まりました。
防水工事に限らずですが、どのような素晴らしい工法にもメリットとデメリットは必ずあります。
それをしっかりと把握した上で、現状に応じた最適な施工を提供して施工主様に喜んでいただけるという事が我々プロとしての仕事だと思っております。
塗装工事、防水工事のことでしたら、お気軽にご相談して下さい!