2025.06.05
滋賀県栗東市M様邸 外壁塗装工事 / 有限会社アタック塗研
滋賀県栗東市で外壁塗装をさせていただきました!
築年数が17年経つという事で、新築当初から一度もメンテナンスをされていないとお聞きしました。
特に雨漏りはしていないですが、外壁のサイディングが所々で浮いてきている事をご心配されていました。
目地のコーキング材は完全に劣化して、所々で剥落していました!
外壁のサイディングも所々で浮きが生じ、軽く押さえただけで簡単に割れて剥落する部分もありました。
これは意外に皆さんは認識されていないのだと感じますが、近年の戸建て住宅では窯業サイディングが大半のところで使用されていますが、これは新築でお家を立てる時にコスパが良いという事で人気がありますが、窯業サイディングのデメリットは継ぎ目の目地のコーキング材の打ち替えや外壁塗装などで、短い周期でのメンテナンスが必要という点です!
目地のコーキング材が完全に劣化して剥がれているお家をよく見かけますが、確かにサイディング材の下には透湿防水シートという万能な防水シートが貼られていて二次防水になっていますので、サイディングの隙間から雨水が浸水したとしても、透湿防水シートが貼ってあるのから雨漏りはしていないので大丈夫とお考えの人が多いのでビックリしていました。
これは大きな落とし穴だと認識していただきたいです!
サイディングのコーキングが劣化している状態でしたら、確実に雨水は内部に浸水しています。
浸水するとサイディング材を止めている下地の木の胴縁に水を含ませる事になりますので、その部分は木ですから反り返ってきます!
反り返る力が働いた時に、サイディング材が浮いたり割れたりしますし、サイディング材は表面は加工していますので雨ざらしになっても問題ないですが、内側に水を含ませるともろいものですので腐ってきます。
このような状態になってしまうとメンテナンス時の費用もかなり高額になりますので、10年に一度は点検をしてメンテナンスをされた方が良いと思います。
メンテナンスをする事により、お家を長期維持出来ますので資産価値をまもるという事にもなります!
工事に掛からせていただく事になり、先ずは全面に足場を組みました。
今回は全体的に外壁サイディングの補修とシール打ち替えが必要でしたので、足場を組んで外壁塗装までする事になりました。
足場が組みあがりましたので、サイディングの補修からさせていただきました!
浮いているサイディングと下地の反り返った木材をステンレスビスで押さえていきます。
このように浮いている個所が20か所以上ありました。
浮き上がっている部分は下地の木材に打ち込むと固定させる事が出来ますが、下地の木材が完全に腐っている状態の場合はサイディングを一度剥がして、下地から修復させる所からしなければなりません。
今回は幸いそのような部分はありませんでしたが、当たり前によくある事例ですので、知っておいていただければと思います。
内側に水を含んだサイディング材は本当にもろくてスカスカという表現しかできませんが、簡単に崩れ落ちてしまう状態です。
このような場合は腐っている部分は剥がしてしまい、新たに弊社オリジナルの下地補修材のらくリペで成形します。
らくリペは速乾の樹脂モルタルで、乾燥する前に削ったり形を好きなように作れますので、外壁の欠けた部分の補修に最適です。
ビスを打ち込んだ部分も同様にらくリペで補修します。
サイディングの補修が終わると次に既存のコーキングを撤去していきます。
この場合は増し打ちと言い、撤去せずにそのまま上からコーキングをされている業者さんもいますが、サイディングの目地のコーキングは打ち替えしないと何年も持ちませんので、注意して下さい!
既存のコーキング材を撤去後に、シールプライマーを塗布します。
このプライマーの塗り不足で片側だけサイディングから離れているのもよく見かけます。
仕上がると隠れてしまう部分ですが、かなり重要な項目です。
今回はサッシ廻りも打ち替えをさせていただきました。
10年周期でメンテナンスの場合はサッシ廻りは増し打ちで施工させていただく事が多いですが、打ち替えと増し打ちでは値段も変わりますので、早期のメンテナンスは色々な面で費用を抑える事が出来ますので効率が良いと思います。
シーリングが完了しました!
今回はアステック高耐候4000という変性シリコンを使用しました。
耐用年数が18年~22年と確認されているシール材で、高耐候の塗料との相性も抜群です。
コーキングを打ち終えたら、最後に外壁塗装です。
高圧水洗浄をして塗料の密着をよくする素地にして、下塗りのシーラーを塗布します。
エポパワーシーラー(アステックペイント)
水性エポキシ樹脂の下塗り材で、密着性もかなり良いです。
中塗り塗布
スーパーラジカルシリコンGH(アステックペイント)
窯業サイディングの塗り替えは遮熱塗料がお勧めですが、屋根と外壁と同時に塗装される場合に効果を発揮します。
今回は屋根の塗装はしませんでしたので、ラジカル制御シリコンを使用しました。
上塗り塗布
スーパーラジカルシリコンGH(アステックペイント)
中塗り、上塗りと同じ塗料を2回塗ります。
上塗りを塗り終えたら養生を外して外壁は仕上がりです。
付帯部、天井も塗装し、足場を解体して工事は完成です!
浮いていたサイディングも綺麗に修復し、塗装して見違えるように綺麗になったと施工主様に大変喜んでいただきました。
有限会社アタック塗研 滋賀営業所は、草津市を拠点に栗東市、守山市、大津市、野洲市で施工をさせていただいておりますので、外壁塗装をお考えでしたらお気軽にご相談下さい!