2024.10.05
名古屋市中村区 外壁塗装工事 /(有)アタック塗研
名古屋市中村区で外壁塗装をさせていただきました!
4階建ての鉄骨構造で正面はタイル張りでしたが、所々で漏水によりスチールが腐食していた為、タイルが剥落しそうな部分や既に剥落している個所もありました。
建物は大通りに面した所に建っていますので、直ぐ前は歩行者も頻繁に通る歩道ですので、万が一タイルが剥落した時に歩行者に当たれば危険ですからオーナー様は木にされていてご相談をいただきました。
足場組みから着工させていただきました!
道路占用使用許可の承認をいただき、足場組みと解体の時には警備員を2名配置して歩行者の誘導をお願いしました。
愛知、岐阜の外壁塗装の際はいつもお願いさせていただいてる足場屋さん、BK alpha(株)様に今回も完璧な足場を組んでいただきました。
足場が組みあがりました!
上部は風をもろに受ける部分ですので、メッシュシートは強風に備えて足場にくくり付けていただきました。
このようにスチールの腐食でタイルが浮いている個所が結構ありました。
昭和の後半 ~ 平成の初期のバブル期によくこのような造りのマンションやビルの新築の塗装工事をしましたが、鉄骨構造で外壁がALCで正面だけその上にタイルを張っているというのは当時では当たり前にありました。
タイルが浮くというのは普通に考えて当然の事だと思います。
打診調査をしてタイルの浮いている部分をマーキングしていきます。
見た目にはわかりませんが、打診をするとタイルが浮いている部分は音が変わり、後々に剥がれそうな部分は全て除去しなければなりません。
除去して張り替える場合が多いですが、その場合は当時と同じタイルが廃盤になっており近似色のタイルを選択しますが、張り替えた部分は既存のタイルと色が変わりますので、補修した部分は目立ちます。
今回はタイルは全面塗装しますので、タイルを除去した部分は防錆処理をした後に樹脂モルタルで成形する仕様を組ませていただきました。
浮いているタイルを斫り、除去します。
タイルは簡単に剥がれますが、ボンドを取り除くのに手間がかかります。
しかし綺麗に除去するという作業はかなり大切な項目になります。
タイルを剥がした部分は、樹脂モルタルで成形します。
この樹脂モルタルは弊社オリジナルのらくリペという速乾の補修用モルタルで、表面が乾燥し始めた時に形を整える為に削ったりする事も出来ますので、好みの形に自在で整える事が簡単に出来ます。
補修が完了したらいよいよ塗装です。
タイル面は仕上げの塗料は密着しませんので、下塗りにエポマリンGX(関西ペイント)を塗布して強い素地を形成します。
この下塗りを省いて直にタイルに色を塗りと、直ぐに塗膜が剥がれてきて無残な姿と化します。
たまにそのような塗膜が剥がれている建物を見かけますが、塗装は塗るものによって使用する塗料も異なりますので、適正な知識は必須だと思います。
上塗りはベランダの壁面と外部の壁面と色を分けました。
付帯部は淡グレーを使用しました。
陽が射した時に艶ありだとテカテカしますので、全て半艶で塗らせていただきました。
今回使用した塗料は、
外壁 セラMレタン(関西ペイント)
天井、パーテーション隔板 セラマット(関西ペイント)
付帯部 セラMレタン(関西ペイント)
屋上のルーバも塗装させていただきました。
そして漏水の原因であるベランダの側溝を、補修後にウレタン塗膜防水して漏水を止めました。
後先逆になりましたが、この部分の漏水が完全に止まった事を確認してから外壁の補修と塗装をさせていただいております。
本来でしたら、平場に塩ビシートを貼っておきたい所でご提案をさせていただきましたが、予算的な事と入居者様の入れ替え時期に空室になったタイミングでの施工にするという事で話はまとまりました。
外壁塗装を完了させて、最後に化粧で変性シリコンを打たせていただきました。
濃いブルーとライトグレーの色合いが本当に奇麗に納まりました!
足場があるうちに最終検査と手直しを終えて、最後に足場解体です。
足場を無事に解体していただき、工事は完成しました。
名古屋駅から車で5分ほどの大通りに面した建物ですので、本当によく目立ちます。
施工主様にも大変喜んでいただいて、これでタイルが剥がれ落ちる心配がないとご安心していただけました。