凹があるからこそ凸の出番がある

凹があるからこそ凸の出番がある


書道家小川みつきさんのカレンダーの7月の言葉です。


小川さんはとても言葉を大切にする人でその視点にいつも脱帽します。

視点というのはその人の考え方、もっというと哲学が見え隠れすると思っています。


『凹があるからこそ凸の出番がある』を見たときに、うーんと唸ると同時に、ちょっと見透かされた感じがして恥ずかしくなりました。


例えば、自分が人に何かをしてあげたとき、私は少し恩着せがましい気持ち、驕ったような感覚があるときがあります。そして、できればそれは自分でしてほしかったななどと考えてしまいます。

そんな気持ちが根底にあったことを見透かされたように感じて、ちょっと恥ずかしかったのでした。


私を頼ってくださる人がいて、だから私の出番、役割のようなものがあると思えば、生かされているんだなあという事で、それ以上でも以下でもないのだなと。


とくに、『出番』という言い回しに小川さんの懐の深さがにじみ出ており、なんどもカレンダーを見直すのでした。

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