父の日に思う家族のこと

父の日に思う家族のこと


今は亡き私の父は昭和の男であり、口数少なく、働き者でした。

あまり話をしないで急に怒り出したりするので、

幼いころは怖くて怖くて、できれば近寄りたくない...そんな感じでした。


父からかけられた言葉で覚えているのは「お前は変人」

どんな心境でそんな風に言ったのか、生きていれば聞いてみたいのですが。


察すると、父の想定をいつも外れる、ワガママな一人娘という事になりましょうか。

父の思うようにはならなかったのだと思います。


実は父の実態を私はあまり理解しておらず、母が父をなんと言ったかで父を感じていたのかもしれません。

改めて、語り(ブリッジ)って大事ですね。

どんな風に父親を語るかで、家族の人生も、子供の人生も変わるかもしれません。


世の中に完璧な父親もおらず、完璧な母親もいない。


グループダイナミクス(集団力学)の勉強をしていた時に、どんなにひどい父親であっても0点の父親はいない。

どんなにすばらしいお母さんであっても100点のお母さんもいない。

家族からみたらひどいお父さんでも反面教師として子供に教えられることはある、役割なのだ。

と聞いて、家族や集団に対する見方が変わったように覚えています。


生きている間より亡くなってから、私の中で父の印象は良くなりました。


お父さんありがとう。思えばいつも守ってくれました。

こうやって思い出すことが恩返しでございます。

日本ケアマネジメント学会 第23回研究大会参加してまいりました 一覧 感謝 3周年