2024.04.24
ピンチをチャンスに変えるマネジメント
ピンチをチャンスに変えるマネジメント
前回のブログでチャンスはピンチの顔してやってくる?という一文を書きました。
お題は「苦手な人から何かを学ぶ」・・・でしたが、
今回はその続編とでも言いましょうか、ピンチの顔してやってきた困難を好機に変えるという話題に触れたいと思います。
現在は私のクライアントのほとんどが高齢者ですが、やはり人生の最後半ですので上り坂という状況はなかなか望めません。
現状維持であったり、緩やかに終末期に向かっていただくことが目標にもなってきます。
当然、人生の最終コーナーに向かっていく際に、何度か状態が悪化するという局面に向きあうことになります。
ご本人の体調が良い時はもちろんスムーズな展開ですが、これが一転ご本人の状態が悪化するとちょっとチームの信頼関係が揺らぐ時があります。
よくよく俯瞰的に考えると、大きくは加齢や病気によって徐々に悪化した状態が、一時的に噴出したと思えるのですが。家族にとっては『昨日と今日の続きで急に悪くなるものなのか』、『何が悪かったんだろう』となってしまうわけです。とりわけ終末期には顕著になるように思います。命がかかっているので。
皆がご本人のことを大事に思い、心配しているからこそ、信頼関係が揺らぎがちになるのかなと思います。
どうでもよかったら、周囲が心を揺さぶられたり悩まされることもないわけですから。
そして、ここからがケアマネジャーの出番。
再アセスメントをして、課題を明確化、ケアプランを変更するという事になります。
この時に一番大事にしないといけないことは、ピンチのたびにチームの結束力が高まるようにマネジメントしていくことだと思います。
ご本人様とご家族、支援事業者、主治医、お互いがお互いを頼りにしてしっかりと信頼しあう事。
そうなるようにマネジメントしていくことはちょっと難しいですが、醍醐味でもあります。