音楽療法について

音楽療法について


今日は、音楽の力を借りて支援をしたことを振り返ります。


①発達に課題のある子供さんに対して、音楽療法士・作業療法士と一緒にチームを組んで取り組みました。

 例えば、発達に課題のあることもさんには、ボディイメージと言って自分の体の認識が難しい子供さんがいま

 す。


 感覚統合理論(これは、やや専門から外れるので詳しいことは作業療法士さんに聞いてください)

 といって、五感を通じて外界からの刺激を感じ取り、脳内でそれらの情報を統合していくということです。

 音楽療法の側面から見ると、音楽に合わせた動きを体で経験していきます。


 頭・耳・口‣肩・お腹・足などなどどこにあるのか。

 音楽の速さに合わせて動く。ゆっくりした動き・速い動き、などなど。

 子供たちは、音楽療法士の奏でる音楽に体をゆだねて、楽しみながら多くのことを学び成長していきます。


②高齢者の回想療法としての音楽療法

 特に、認知症で意思が通じているかどうかわからない方でも、若くて、精力的だった時代の音楽を流すと

 目がぱっちり。

 言葉でのコミュニケーションが難しくなった方でも、びっくりするほど歌詞を覚えておられる、などと言ったこ

 とはよくあります。


 これほど音楽は脳にダイレクトに働きかけると言えるでしょう。

 臨終の間際でも、耳は聞こえているから話しかけましょう。といったこともよく言われますね。


 音楽の持つ力

 それは、療法として一つの治療的一面も持っています。

 それと、もう一つ大事なことは、クライアント(ご利用者)の持つ力を教えてくれる方法でもあるのかなと感じ

 ています。

 

 子供さんの中に眠っている力に気づかせてくれる。

 高齢者が、聞こえているけど、わかっているけれど言葉で表現ができないということに気づかせてくれる。

 こちらの勝手な判断で、クライアントを決めつけてはいけないということに気づかせてくれる。


 私たち支援者にとって力強い味方のような存在です。

 

 そしてなによりチームアプローチが大事です。

 

 

 

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