目から鱗

目から鱗の言葉を思い出したきっかけは、眼鏡を変えたことでした。


拭いてもふいてもレンズが曇り、しまいには眼鏡をかけた方が見えにくいという事態に陥った私は、そこでやっと気づいたわけです。


これはレンズに傷がついてるんじゃないかと・・・


もう少し手前でわかってよさそうですが、言い訳をするとそのくらい多忙な中で暮らしていました。


善は急げ(もう遅いのですが)

昨日やっと眼鏡を変えました。途端!!「見えまーす!!」と眼鏡屋さんの中で、叫んでいました。


自分の目の曇りが大切なことを見えなくしているんじゃないか、と、眼鏡さんに教えていただいたわけです。



自家焙煎珈琲を提供している友人が教えてくれた、コーヒーは化学。

焙煎が進むにつれて酸味や苦みの出方が変わってくるかを知ると、より、コーヒーを選ぶ楽しさが増す。

コーヒーは奥深く、面白い。


これもまた、目から鱗でした。

コーヒーは化学なんて、少なくとも私は考えたことがなかった。


そういえば、お出汁は、イノシン酸(鰹節)、グルタミン酸(昆布)、グアニル酸(シイタケ)のうまみ成分の相乗効果でしたねってことを思い出す。



ならば、人が掛け合わさって起こされる化学反応はさらに奥深く、味わい深い可能性に満ちているに違いない。


なんてことを思い出した、眼鏡事件でした。

忘れられない人々VOL9  お風呂の底力 一覧 『あの頃があったから今がある』