🙅デメリットゾーンだったら?


前回のブログでは、アトピー性皮膚炎の改善にステロイドやプロトピックを使用していても、なかなか改善につながらない場合、もしかすると「デメリットゾーン」にいるかもしれませんよ、ということでチェック一覧と共に書かせていただきました。


では、デメリットゾーンであった場合はどうしたらいいの?ということですよね。


デメリットゾーンであった場合、あくまで本人が真剣に自分の身体と向き合い身体からのメッセージを聴くことが大切になります。

デメリットゾーンにいるのであれば、基本となるのは


まずは害することはしない
治る邪魔をしない


ということです。


身体は常に治ろうとしています。

これは自然治癒能力恒常性(ホメオスタシス)と呼ばれるのですが、意外によかれと思ってやっていることが、身体を治そうとしているのを邪魔していることがあります。


極論ではあるのですが、病気とは「自然の摂理と自らの生き方の乖離が引き起こす身体の反応」なんですね。

例えば病氣の初期症状でしたら


・よく眠る

・食を整える

・ストレスを解消する

・運動をする

・環境を整える


などの生活習慣を見直すことで病氣としてのその反応は良くなります。

その中で一時的に薬を使用するというのは回復を早める助けになります。


つまりデメリットゾーンでの薬物治療で、皆さんも経験があるとは思います。


しかし、身体の反応を、自分にとって不都合と考えてそれを薬で消してしまうことは、身体にとっては反応の原因が解消されていないので、また反応を繰り返すことに繋がります。


何度も何度も、反応が無視され続けると、その反応も強くなりますし、その延長線上に重篤な病氣の原因になる事も簡単に想像ができます。

また、ステロイドなどの強い効果のある薬には、それ相応の副作用も伴います。

よって、強い効き目で身体の反応を無理やり抑え込み続けることは、病氣自体の重症化に副作用が加わることが多いので、結局身体を害してしまい、良くなる邪魔をしていたという結果を招くことになります。


ですので、自分でデメリットゾーンにいるなぁ、と感じたのでしたら、まずは


身体が治りやすい条件を作る


ということです。

例えば、病氣の本質を考えました時に、第一に行うべきは「生活習慣の見直しと改善」です。

これは一概に「こうすればOK!」というのはありませんが、一人ひとりに合った見直しと改善を行うことが必要になります。


その次に生活習慣以外で「害していること、改善する邪魔をしていることを止める」ということがとても重要になります。

最も多い例としましては、デメリットゾーンにいまして、かつステロイド治療の副作用が積み重なってしまっている場合、その場合はステロイドの使用量を一時的にでも減らす、または脱ステロイドの方向性で治療を検討する必要があります。


アトピー性皮膚炎に限らずですが、人の身体は千差万別なので「これをすれば!」というものはありません。

特に西洋医学では全てをイコールで結びつけることが多いですが、そもそも人は一人ひとり違うので同じことをすれば同じ結果になる、という事はありません。


ですので、冒頭にも書きましたが、まずは「自分の身体に聴く」という事を意識してみてくださいね。




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