2023.09.11
🏥塗り薬を使っても悪化しているって感じている方へ
さくら鍼灸整骨院でアトピーの施術を開始し始めて数年が経ちますが、一番多い相談が
「ステロイドやプロトピックを使用しているのですが、何も変わりません」
です。
酷い方は年々ひどくなっている、という事を感じておられる方もおられます。
ステロイド治療を上手にコントロールしながら、数年から十数年、日常生活を送れてきたので、それはそれで価値はあるとは思います。
しかし、使い方が上手になったと言えど、そのうちステロイドやプロトピックを使用しても悪化してくる、という経験をしている方も多く、その様な方の中には、ステロイドの使用を辞めるとひどいリバウンドの症状が出る方が多いです。
現在の自分の立ち位置を知る、という意味では1~2日ステロイドを使うのをやめるのも一つです。
そうしますと、いま自分がメリットゾーンにいるのかデメリットゾーンにいるのか、またはその中でもどのあたりに位置するのかを実感できます。
ステロイドやプロトピックを使っていて、下記の様な症状が見られる場合、デメリットゾーンにいる可能性があります。
・以前のように塗っても健康そうな肌に戻らなくなった
・赤く皮膚が薄くなり、掻くと掻き壊ししやすくなった
・皮膚が厚くなり、黒ずんできた
・皮膚の落屑の量が増えた
・感染症にかかりやすくなった
・ストレスに肌が敏感に反応するようになってきた
・汗をかきにくくなってきた
・生理不順、またはない
・体温調整ができにくくなってきた
また、ステロイドを1~2日やめてみて、
・その間に人生で一番と思えるくらいの痒みが起きる
・塗った覚えのない部分にまで炎症が広がる
・炎症が急激に広がり分泌液が止まらない
・髪の毛が抜ける
・眠れなくなる
などの症状が出る場合は、アトピーの治療を始めたころを少し思い出していただければと思います。
果たしてその頃はどうでしたか?
もしその頃は、塗る時もあれば、塗らない時もあって、塗らない時でもこの様な状態にはならなかったということであれば、これはステロイドを続けてきた結果、アトピー自体が悪化したオンか、アトピーに副作用が積み重なって重症化したものなのか、いずれにしても身体にとってはデメリットゾーンにいることは事実です。
では、デメリットゾーンにいることはわかったけど、どうしたらいいの?と思いますよね。
これはまた次回にということで。