母の思い

母の思い


意思決定の一場面です。


Aさんの息子さんはAさんの施設入所に対してとても逡巡していました。

また少しは元気になるのではないか、出来ればオムツではなくトイレで排泄ができるようにしてほしい、寝かせきりになるのではないか・・・

「これは、私のわがままなんですよね?人手不足で一人一人にかまっていられないというのはわかっているんです。」

と、とても悩んでいました。


Aさんは百歳近く、年齢の割にはとてもお元気なのですが、やはり年には勝てないことが続いてきました。

原因不明の体調不良で入退院も続いています。


とっても悩んでいる息子さんを黙ってみていたAさん。

難聴で細かいやり取りは聞こえていないと思います。

暫くするとAさんは穏やかに言いました。

「全部あなたに任せてるよ。どこにでも行くよ。」


そばで見守った私には『いくつになっても母は母、子は子だなあ』と言う風に見えました。

『自分のことでこんなに子供が悩んでいる。子供を悩ませたり苦しめたりしたいわけではないよ。』と聞こえます。


一面から見れば、親の介護に見えます、また一面から見ると最後の子育てにも見えてしまうのでした🥰

逡巡できるってスバラシイ。

家族と言う困難さ 一覧 百聞は一見に如かず