閉店セール

閉店セール


柄にもなく私は花柄やヒラヒラシタ乙女チックなものが好きで、

『自分にご褒美』をあげたくなったときに行くお店がありました。


大村市内のアーケードにある雑貨や小物、衣類などを取り扱うお店です。

自宅からは車で1時間以上あるので通うといっても年に数回ですが、お気に入りのタオルやスリッパなど

少しお高めでもなんだか心ウキウキで、使うたびにうれしさ満点の品ばかりです。


なんと言っても店主(女性・高齢?)が本当に魅力的で・・・

「『子供たちからはもういい加減店を閉めてゆっくりするように』言われてるんですけど、

なんだかやめられなくて、もう一年、もう一年って続けてるんですよ」とおっしゃっていました。

高齢なのでしょうが、年齢を感じさせないかわいらしさで、いつもお店の商品のようなヒラヒラシタ

かわいらしいお召し物で、こんな風に年齢を重ねたいなあと思っていました。

そして自分が取り扱う商品が本当に好きなんだということが伝わってきました。


お正月に出向くと

『閉店セール』の張り紙。

50%引きらしいのですが、もうほとんどの商品が売れてしまって残り僅か。


『こんな日が来なければいいなあ』と思っていました。

『いつまでできるかわからないけど』という女性店主に会うのが目的で通っていたかもしれません。


閉店セールに店主の姿はなく、初めて見るような元気いっぱいのお姉さま方が仕切っておられる。

「オーナー様お元気でしょうか?」

と聞く勇気がなく、なんだかざわっとした気持ちで帰りました。

寂しすぎて、どんなに素敵な商品が半額であろうと買うことはできませんでした。


物を買う時、『何を買うか』そして『誰から買うか』はとても大事。

なんとも表現しがたい付加価値が付くのです。

そしてそれは生活全体をあっためてくれる、応援してくれる🥰


大村市内のアーケードは他の都市と同様にシャッター街になっています。

大村市は長崎県の中では若者の流入があり高齢化率も比較的低い地域です。なのにどんどんお店が閉まっていく。

大型の郊外型ショッピングモールが増えて、個人の味のある個性的なお店は少なくなっています。

画一化・・・

後継者不足・・・


いろんな時代背景も読み取れます。

ムム、ムムム







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