差別や偏見を乗り越えた先に待っていたもの

差別や偏見を乗り越えた先に待っていたもの


ファミリーヒストリーという番組である俳優さんのヒストリーにせまる内容を放送していました。

亡くなったその俳優さんは素人目に見ても『凄さ』がにじみ出ている方でした。

晩年こそ好々爺の印象がありましたが、若いころ特に中高年となった円熟期には他の誰も表現ができない

人間の奥深さを表現される俳優さんとして有名でした。

私も、子供心に少し『怖い』くらいの凄みがあると覚えていたくらいでした。


番組でその俳優さんの歴史を

さかのぼっていったわけですが、意外にも差別や偏見と闘った人生だったようでした。


出自など本人にはどうにもならないことが原因で差別されるという理不尽。

時代背景でその差別の原因も様々です。

そして群集心理はとんでもない凶器となって若き日の彼を苦しめたのでした。


幸か不幸か俳優として表現と言う場を持てた時に、その辛かった体験はとてつもない強みとなって俳優としての武器となりました。

後年ご本人が言われた『深さが違う』『奥が違う』という事になるのだろうと思います。


苦労や理不尽とはできれば無縁で生きたい。皆がそう思います。

だがしかし、そこを乗り越えたものしか到達できない境地があることも確かなようです。

こんな生き方もある 一覧 関係性を進めるという事