どうしてよいかわからず投げやりになっていた。救われました。

どうしてよいかわからず投げやりになっていた。救われました。


「ある事情から経済的困窮に陥ってしまい、介護も押し寄せる、自分も年を取っていくなかで

にっちもさっちもいかず、海に飛び込むことばかり考えていた。誰に相談してよいかわからず困っていました。

本当に助かりました。」


と、主介護者であるご主人から涙で声を詰まらせながら言っていただきました。


こんな時に頑張ってよかった、この仕事の醍醐味を味わうわけですが、できればここまで差し迫る前になにかの手だてがあればと思うところです。

ここまで持ってくるには1歩どころか2歩も3歩も踏み込まねばならず、踏み込むこちら側にも相当な覚悟がいるわけです。


心配や不安が大きければ大きいほど人は真実を隠したがります。

余計なおせっかいをしてもらわなくても自分たちで解決できます。と言った反応から始まります。

そのくらい誰にも触れられたくない。触れられたらすべてを失うのではないかと身構えるからです。

全てとはプライドの全てのことだと思います。


今となっては奥さんの認知症状は早くから始まっていたのではないかと思います。

金銭管理が早くからできなかったのではないかと推測されます。


もう少し早く誰かが気づいていれば・・・


それにしても最悪の結果にならなかったのはなぜか。

やはりご主人に愛の気持ち、人を大切にする気持ち、人から愛される気持ちがある方だったからではないかと思うのです。


最悪の状況になった時に恨みつらみで心を満たしてしまわない。

周りに感謝する気持ちが残っている。

それは、人としての強さだなあとしみじみ感じたのでした。


これから、安心した、楽しいと思える毎日が続きますように願うのでした。


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