歩行器の選定について

歩行器の選定について


ほとんどのご利用者の自宅はまだまだ車いすが使えるような作りとなっているところは少ないのが現状です。

住宅改修でフラットにすることはできても、狭いところや曲がるところがある・ドアの開閉が自分で行いにくいと言ったところです。


病院や施設は車いす対応できるように広くフラットで扉もカーテンや引き戸と言った移動がしやすい環境です。


すると、在宅では杖→歩行器→車いすのステップがほんの少ししか踏めないという事になってきます。

半身麻痺の方にとっては歩行器は難しく(医師で半身麻痺の方に歩行器を勧めた事例もありヒヤリとしました。)

進行性の難病では細かく進行に応じた選択が必要です。


半身麻痺の方、進行性難病の方の杖・歩行器を選定しなければならないことが続いて、難しいなと感じました。

そんなときの相談相手にと思ってリハビリの専門職をアウトリーチしていても、ほとんどのアセスメント・評価・提案をケアマネジャーがしないと気づいていただけなかったという事実です。


専門職との連携、中でもリハビリ専門職や看護職との連携は必須ですが、頼り切っていては事故につながると感じています。

ケアマネジャーはケアマネジャーとしてしっかりとアセスメントし、評価しこれでは危ないと思ったら用具の選定についてリーダーシップをとる必要があるなと感じたのでした。


連携をとるにも主体性は必要だなと感じています。

お医者様の言うことだから何も言えない、リハビリ職が言い出さないから敢えてケアマネジャーからは言い出せない。

などと言ったいらぬ忖度は必要ないかと思います。

ご利用者にとっての利益は専門職としてしっかりと提案できることは大切なことだと思います。


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