危機を乗り越える

危機を乗り越える


難病支援の難しさは前述した通りなのですが、では、どうやってそれを乗り越えるかという事について書きたいと思います。

進行性難病の場合『そんな事実を信じたくない』気持ちを乗り越えて、病気と一緒に生きていくという気持ちになっていただくと、ある意味楽になられるなと感じます。


それを乗り越えるとき、ご利用者だけでそれを乗り越えることはやはり難しいですね。

支援者側、私の場合はケアマネジャーですので、ケアマネジャーも一緒にそこを乗り越えないと次に進まないなと感じます。


そんな苦痛、できれば避けたいです。

ですが、やはり担当となったからには避けられない。

経験から振り返ると、やっぱりそんな事例が一番成長させていただいているのです。


一緒にもがいているうちに「あー、この人(ケアマネジャー)も一緒にもがいてくれているんだな。」

と感じていただいたとき、電話の声が違ってくるのがわかります。


何回経験しても、100点満点という事は難しく。

もっとよりよい支援があるのかもしれないと思います。


ただ一つ、これだけはマストだなと思う事、それは、『こちらも逃げないこと』のような気がします。

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