ケアラー問題を学ぶ

ケアラー問題を学ぶ


『ケアラー』について学ぶ機会がありました。

ケアラーとは:高齢、身体的精神的障碍。病気などの理由で援助を必要とする家族や身近な人を、無償で介護や看病、日常の世話をする人を指します。ケアラーはすべての世代にわたって存在し、様々なタイプがあります。とあります。


私たちケアマネジャーは主に1号被保険者高齢者65歳以上、難病や癌などの進行性の病気など合わせると、2号被保険者と言われる40歳から65歳までのかた、を支援の対象としています。

そして、介護者支援もケアマネジメントに含まれていますので、ケアラーの概念としては一部かも知れませんが介護者の負担軽減という形で支援しています。

また、介護者の思いを聞くことも大事な支援の一つです。

そして、ケアラーと言うと更に広い方を対象とすることになります。


介護疲れからくる悲惨なニュースを聞くたびに、誰も関わっていなかったのだろうかなどと心配しているような昨今ですが・・・。


熱心にお話をしてくださる先生に感謝しつつも、『これ以上ケアマネジャーに期待しないでほしい』と言う気持ちになったのが本音でした。

家族ノカタチ、地域の形が崩壊してもう長くなると思います。

地域は村としての機能はなくなり、お互いに距離を置くようになって支えあうという気持ちは薄れています。親戚付き合いも全くしていないという事も珍しくありません。

また、家族ノカタチも変わり、核家族は普通、シングルで子育てをしている人、老々介護、高齢者が生涯のある子供の世話をしている家族。働き方も多様で、様々な時間帯に働いている人がいます。


ケアマネジャーはそういった社会の歪に『担当事例』として向き合い、日々課題の解決に奮闘しています。

これに加えて、最近は人手不足で事業所の閉鎖や縮小で思うように社会資源がありません。

経済が疲弊すればケアマネジャーにまで生産性が求められ、異常なまでの担当件数を持っています。

しかも、家族の課題解決力が相当に落ちている中でですよ。


そして、この上ケアラーと言うさらに広い概念での介護者支援を求められたら・・・

ケアマネジャー支援を受けたくなります。


介護報酬も低いままで、処遇改善もしていただけない私たちは、いったい誰が支援してくれるのでしょうか(;´д`)トホホ。


と言いたくなるくらい疲れていた私でした。

講師の先生申し訳ございません💦

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