本気の顔

本気の顔


次の総理大臣を生み出す陣痛のようなドラマが展開されています。

一視聴者としては『本気の顔』というものを拝見させていただいています。


日本は様々な課題満載です。

簡単にお金持ちになれる人がいる一方で貧困にあえいでいる人も沢山います。

介護の現場で感じるのは、介護を受けるにもお金で決まるという事です。

サービスを受けたくても受けられない人が、今の日本でたくさんいるのですよ。


生活保護を受けたくても様々な制限で受けられず、かといって家族の協力も得られない。

施設の入所費用は年金では賄えず、本人も家族も途方に暮れています。

一方で生活保護を支えるのは私たちの納める税金です。

支える方も支えられる方もいっぱいいっぱいが続いています。


私の目にみえる現実としては、医療現場も介護現場も崩壊寸前。いえ、崩壊しているところもあります。

救急病院が経営難や人手不足で倒産、助かる命が助かりません。

介護現場も経営難や人手不足で倒産。受けたいサービスが受けられません。

食費も切り詰めて切り詰めて暮らしている方がたくさんいます。



私は一人のケアマネジャーとして、日本の縮図である目の前の事例が国の政策と密接に関連していることを感じます。

壊れかけている日本の片隅で、なんとか最善を尽くしたいと奮闘する仲間がいます。



ジャンヌダルクは今の日本にいるのかいないのか。

個人のプライドや思惑を一旦横に置いていただいて、本気の顔を見せてくださる人にリーダーシップをとっていただきたい。

切に願うのです。

日本は待ったなしです。

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