経済的困難さへの支援について

経済的困難さへの支援について


私たちは様々な理由で経済的困難さを抱えている方々の支援をさせていただく機会があります。


そこで気づく事実として、生活保護を申請するしか選択肢がないのではないかと考えられる方で申請を拒む人が少なくないという事です。

理由は様々。

プライドがある、親類に迷惑をかけるのではないか、制度の情報不足、怠けていると思われたくない、過去の実績とのギャップなどなど、それぞれの事情があります。


周りがみると、『楽になるのに・・・』となりますが当事者となるとそんなに単純な事でもなさそうです。


一方で、経済的困難さを抱えている方に多いのが、同時に人間関係が破綻しているケースが少なくないということです。

経済的困難さと人間関係の困難さ、関係がないように見えて案外深く関連しています。

そして、どちらが先と言うわけでもなくリンクして悪化していくように見えます。

もちろん、豊かではないけれど家族仲良く身を寄せ合って暮らしている方、経済的には豊かでも人間関係は破綻している・・と言う方もいらっしゃるので全てと言うわけではありません。


最後の最後は、生活保護を受け入れるかどうかといった事態になるわけですが、若いころから気を付けたいなと思うのは、身の回りの人(家族や友人)と仲良くする、あるいは大切にするようにしたらいいんじゃないかないうことです。

やっぱり仲良きことは立派な財産です。


そして、どうしようもなくなったら勇気をもって受け入れる。

今の日本は○○と言われますが、こんなにセーフティーネットがしっかりしている国はないのではないでしょうか?

そして、どこに行っても清潔です。


生活保護を毛嫌いする前に、まずは『有難い』と思ってみる。

日本という国に生きたことがどれだけ幸運な事かに感謝してみる。

案外、道が開けるかもしれません。


そして、私たちケアマネジャーはそういった経済面や家族関係性の難しさなど多様な困難さを抱えたクライアントを、一つ一つ課題を紐解きながら楽になっていただくというまあまあ難しいミッションと向き合うわけです。

皆さま、お力お貸しくださいませ~🥺



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