
2025.09.14
アロマの常識を破った「タンパク質蒸留」誕生秘話
ごきげんよう🎶
(一社)日本アロマ蒸留協会 代表 森あつ子です。
先日、可愛いオブジェが届きました。
台座の上に置くと、ライトアップされて、模様が浮かび上がり、見ているだけで心が和みます。
しかも色が少しづつ変化します。
香りや音楽と同じように、身の回りをお気に入りのモノや人で満たすことは、心を整える大切な習慣だと感じます。
お部屋に置くと心が和み、香りや好きなもの、大切なもので身の回りを満たすことの大切さを
あらためて認識しています。
私たちの暮らしは「何に囲まれるか」で変わります。
お気に入りの香りや心地よい空間、そして一緒に過ごす人たち…。
それらが揃うときに、心は満たされ、生きる喜びが大きくなりますね。
ルル様にも可愛いプリンセスベットを。笑
そしてこれは「食べること」にも通じます。
何を食べるかも大切ですが、「誰と一緒に、どんな思いで食べるか」 がより大きな意味を持つのではないでしょうか。
そんな想いを改めて強くしたのが、昨日、観た映画『杳かなる(はるかなる)』でした。
(一社)日本アロマ蒸留協会 研究委員会委員長でもあり、マスターPRO 堀内講師に教えていただいたドキュメンタリー映画です。
映画『杳かなる(はるかなる)』の試写会に参加してきました。
この作品を通して改めて気づいたのは、
食べること以前に、一番大切なのは「想いの共有」「意思の疎通」である ということです。
相手の声を聴き、気持ちを通わせること。
そこから「一緒に食べる喜び」や「生きる力」が生まれていくのだと改めて感じました。
そしてこれは家族に限らず 介護する側・受ける側でも生まれてくるものです。
この映画には、ALS(筋萎縮性側索硬化症)の当事者であり、「境を越えて」の代表だった岡部宏生さん も出演されています。
そして 介護するという方との関係も問われている気がしました。
岡部さんは、身体の自由を奪われながらも「声を届ける」「想いを伝え合う」ことを大切に活動されてきました。
残念ながら今年7月に逝去されましたが、その言葉と生きざまは今も多くの人に勇気を与え続けています。
👉 映画『杳かなる(はるかなる)』公式サイト
👉 NPO法人「境を越えて」活動ページ
私が、(一社)日本アロマ蒸留協会 を立ち上げる少し前、ある介護施設に
キッチン蒸留した「香りのお水(ラベンダー・ネロリなど)」を届けたことがあります・
少しでも介護者・介護される側にリラックスできることをしてあげたいという思いからでした_
「そんな香りはいらない!。焼き鳥とビールが欲しいんだ」と言われて衝撃を受けたのを覚えています。
かれこれ10年ほど前の出来事です。
すぐにATR POTで、香りを取り出しお持ちしたところ、涙を浮かべて、喜んでくれた光景が忘れられず
そこから、アロマ界での常識を覆す「タンパク質蒸留」を考案し、発信してきました。
料理は、化学反応。
ですので、お鍋の素材にも徹底的にこだわりました。
お鍋の機能を持ち合わせた蒸留器で特許も取得したのは、安心を届けるため。
アロマ畑で、ずっと成分と香りと薬効にばかり目が言っていた私にとっては、
本当に、それは安全なのか、どれくらい香りを含有しているのか?そんなことばかり気を取られていたことに
今回、会場で実際に難病を抱える方達と映画を鑑賞することで、気がついた気がします。
(一社)日本アロマ蒸留協会では「食べられない人に食べる喜びを」と活動しており
今は 帝京大学 厚味教授、研究委員会、そして 実際に介護に使ってくださった方たちのおかげで
その声をまとめた冊子完成に向けて動いています。
岡部さんは、生前、身体の自由を奪われる病と向き合いながらも、「声を届ける」「想いを伝え合う」ことを大切に活動されてきました。
その言葉と生きざまは多くの人に勇気と気づきを残しています。
この映画は多くの方にご覧いただきたいなと強く感じます。
もちろん当事者でなければわからないことがあると思いますが、まず
「知ること」そしてそれぞれが できることを探ることが大切だと思うのです。
🎬 『杳かなる(はるかなる)』上映情報
✅ 今後の上映予定
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9/19(金) 長浜まちづくりセンター(近畿・自主上映)
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9/21(日) 愛媛県男女共同参画センター(中国・四国・自主上映)
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9/22(月)〜9/23(火・祝) ウエルネススタジオ エシェルダンジュ(三鷹市・関東・甲信越・自主上映)
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9/30(火) にじいろキッズらいふ(長野市・関東・甲信越・自主上映)
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10/1(水) 川崎市立看護大学(関東・甲信越・自主上映)
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10/13(月) 西武文理大学看護学部(関東・甲信越・自主上映)
上映後は、書籍やパンフを購入してきました。
岡部さん著
『境を越えてPart1 このまま死ねるか!?』
この本は、ALSという病とともに生きた岡部さんが、透明文字盤を使い、介助者に一文字一文字伝えながら編み上げてきた渾身の一冊です。
前書きでは、こう語られています。(Amazonでサンプルとして公開されているので記載します。透明文字盤で伝え4年もかけて書かれたものを私のレベルで短縮するのは失礼だと強く感じますので、そのまま記載します。)
私は、ALSという病の当事者です。ALSは運動神経だけが選択的に侵されて、2年から5年で随意筋のほとんどが全く動かせなくなる病です。
全身不随になって生きるか、生きることを諦めるかを自分で決断しなければならない極めて過酷な病です。
現在私は、目の一部がかろうじて動かせる程度で、自分で呼吸すらできません。
食べることも、腕を動かすこともできない状態で十年以上生き続けています。
よくそんな状態で生きているな・・・と思われる方もたくさんいる事でしょう。生きていることのQOLの測定方法がいくつかありますが、私のような状態だと大抵の測定方法で、「死んだ方がマシ」という結果になります。客観的な手法を用いても生きているより死んだ方が良いという結果になっているのです。
では私は生きていない方がいいのでしょうか?
この本のタイトル「このまま死ねるか?!」という問いはまさに自分への問いかけです。発病してから一体どれほどこのことについて考えたでしょうか?この本を通して、また私は自分に問い続けています。「このまま死ねるか?!」と
ページをめくるときには、どうか岡部さんが一文字ずつ心を削るように伝えてきた姿を想像しながら読んでいただきたいと思います。
📚 定価:1,870 円/208 ページ
ご購入はこちら:
Amazonで見る
私も、こちらの会員(寄付)となりました。
まずは私も、微力ながらできることから。
これからも「声に耳を傾け、共に考える場」を協会代表としても 個人としても、広げていきたいと思っています。
生きている、それだけで素晴らしいことですね。
〜お知らせ〜
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