先入観を持たずに聞くことの難しさ

先入観を持たずに聞くことの難しさ


先入観持たずに人の話を聞くって、何パーセントできているのかな?と思う事があります。

特にネガティブなフィードバックになると何となく『早くこの話が終わってほしい』ような気になるのも事実です。


Aさんのご主人は日頃はちょっととっつきにくいといいますか、私はちょっと内心怖いなと感じていました。

それはAさんから「またお父さんに怒られる」といった発言を多く聞いていたからかも知れません。

Aさんは進行性の難病であり、徐々に病気は進行していました。

ある日、サービスの追加の話をすると

「サービスはね、入れてもいいけど、効果はあっているのかな?どんどん動きが悪くなっているんだけど。」とご主人。

私は、「申し訳ないですけど、進行性の病気なので現状維持が目標になります。」と答えました。

この時に心の中で『家族は病気についての受け止めが難しいのだろう』と考えていました。


すると、ご主人が続けます。

「それはね、わかっているんですよ。仕方ないところもかなりあると。だけど、具体的にどんなリハビリをして、どんな効果があるのか。こっちからは全く分からない。」


アー!!っと思いました。

家族だから病気の受け止めが難しいと決めつけていた自分がいたこと。

なんとなく、ご主人とのコミニケーションを遠ざけていたことを反省しました。

現状の報告や説明も足りていなかったのです。

進行性の病気をただ眺めているだけ、もどかしい思いがあったことに配慮しなかったことを深く反省しました。


良ーく聞かないとわからない。

とにかく耳を澄ませないと。


ご主人の言葉の背景にある真意や感情を理解しようとしていませんでした。

進行性の病気=あきらめるになっていなかったか。

それを言いたかったんじゃないか。


それでも、やっとここまで来ました。

訪問するたびに苦虫をかみつぶしたようなご主人に『怖い』という感情を持ってしまっていた未熟さを反省、払拭し、

これからを一緒に歩いて行けるきっかけができました。


ご主人が怖そうだ、進行性の病気だから仕方がないといった2重の先入観が私の耳をふさいでいました💦

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