ご家族との信頼関係

ご家族との信頼関係


日曜日の夕方、珍しくAさんのお嫁さんから電話がありました。

解決力が高い方で日頃は入院の時などもほとんどが事後報告。

『なにかあったのだな』と思って電話に出ると

「お休みの日にスミマセン」から始まり本日から入院したことを教えていただく。

前週の水曜日に退院したばかりなので5日後の再入院です。

「詳しいことは週明けに検査をしないとわからないみたいです。」

との事で、「病院や事業所と連携をしますね。」といって電話を切りました。


『お嫁さんの声が変わったな・・・』とぼんやり考えました。


介護サービスを利用すると言ってもケアマネジャーが前面にたってリーダーシップをとるのは導入直後と悪化傾向にある局面においてケアプランの変更をするときとなります。

ご本人やご家族に解決力があれば、しばらくはサービス主導でも生活の継続や改善は図れます。

例えば、物忘れが進行しているような方も週3回デイサービスに通えば、活気が出て生活リズムが整い元気に暮らすことが可能です。


ところが加齢や病気の進行でどうしても悪化が避けられない時期は残念なことにやってきます。


ここら辺からがケアマネジャーの本格的関りは加速していきます。

ケアマネジメントする上でご家族も支援対象となります。

ご家族を支えることで、ご本人様の生活が成り立つ、あるいは意思決定が自分でできなくなったときに家族がこれまでの生き方から推察して決定するといった大事な役割を担っていただかなければなりません。


これまで、できるだけ家庭内で解決してきたことができなくなってきている。

お嫁さんの声でそのことを察知しました。


ケアマネジャーはご利用者のステージが変わったときに段階に応じて提案ができる。その能力が必要です。

そして、そのことでご本人様もご家族様も安心する。そこに信頼関係が生まれると思います。


もちろん、全能ではありません。ベストよりベターを目指さなくてはいけないことも沢山あります。

限られた選択肢の中で全力を尽くす。そこに醍醐味もあるように思います🥰

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