自立心と頼る力のバランス

自立心と頼る力のバランス


85歳のAさんは本当にたくさんの大変な病気と共存してきました。

今でも血糖コントロールやストマ(人工肛門)管理などが必要です。

Aさんはパウチの交換(人工肛門に取り付ける小袋)や排便コントロール、インスリン注射(計量は家族に手伝ってもらう)なども自分でやっています。


なかなか高齢でこういった手技を自分でできるという方は少なくなってきます。

自立心旺盛な方と言えます。そこがAさんの強みです。


そんなAさんにもやはり老化は進行していて段々と転倒骨折を繰り返すようになりました。


出来ることと出来ないことは分けて考えられるとよいのですが、どうしても何かできることが多いと”全部自分でできる”という気持ちになるようです。


周囲がどれだけヤキモキしてもご本人様の『自分でできる』思いの前には何も歯止めになりません。

出来ることは認めつつもできなくなってきたところをお手伝いさせてほしい・・・


この愛に基づく綱引きはこれからも続くのだろうと思います。

チームとして機能しているという事だと思います。


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