兄の変化に喜ぶ妹

兄の変化に喜ぶ妹


私には2個上の兄が一人だけいます。二人兄妹という事ですね。

子供の時はデストロイヤーというプロレスラーの”四の字固め”を仕掛けてきたりしていたので『大嫌いでした(笑)』

弟が欲しかったのでしょうか?


兄は高校から下宿をして野球をして、そのまま大学野球、ノンプロでの野球とずっと家を出ていたので私の記憶にある兄は中学までです。


その後、お互いに就職して結婚、子供を育てたりしてきたのでつかず離れずの関係でここまで来ました。

こんな方多いのではないでしょうか?

兄のことは知っているようで、よく知らないそんな感じです。


4年前、私が会社を立ち上げたときに経理などを手伝ってもらうという形で、この年になって改めて親を介さずに協働が始まりました。

仕事を手伝ってもらうのは安心材料ではあったのですが、その当時兄がなんとなく元気がなくなってきていたので、

元気になってほしいと言った思いもどこかにあったと思います。



その兄が、ここのところやたらと元気(笑)

よく話を聞いてみると、若い友人(なんと大学の先生らしい)ができて、いろんなことを教えてもらって、

自分の世界がどんどん広がっていくのが楽しいのだとか。


今は、大事にしてきたグローブをオークションで買ってもらってどんどん処分中。

写真に興味が出てきたので、いいカメラなんかを買って楽しみたいのだそうな。

若い先生は統計学に造詣が深く、もちろんパソコンはプログラミングができるほど。

写真の加工技術などもタダで教えてくれるらしい(笑)

それにしてもオークション出だせるほどの価値があるグローブを持っていたという事がやはりその道で頑張った人なんだなあと思います。


アイデンティティーと言っていいほどの野球にサヨナラして、新しい趣味を持とうとしている兄はとてもとても生き生きしているのです。


誰でも宿命と言ったような歩かされる道があると思います。

好むと好まざるに関わらず歩かされる道。

文句を言わずにそこを粛々と歩いてやり切ったら今度は自分の道を歩いてみる。


改めて、私は兄のことをほとんど知らなかったのだなあと思います。

お互いに人生の試練を乗り越えた先にこのような形で再合流。

元気でいるうちに第二の人生をつかず離れず歩けることはとても幸運です。


いい写真ができたら売ってもらおうかしら、いや売ろうかしらなどなどワクワクな私。

欲がない兄は『趣味だから』と言うに決まっています。

それもまた面白い🥰

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