パッションフルーツの香気成分とは?

ごきげんよう🎶

 

(一社)日本アロマ蒸留協会 代表 森あつ子です。

 

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昨日は、あまりの暑さに、アイスを大量に買いまして、冷凍庫に入りきらないので

冷凍していたパッションフルーツをキッチン蒸留〜

 

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パッションフルーツは、お高い果物ですので

食せる部分は、全てそのままいただきまして、蒸留したのは、

皮のみ。

 

 

パッションフルーツの主な香気成分を今日はご紹介しますね。

 
 

パッションフルーツは、トロピカルなフルーティー香を中心に、以下のような揮発性成分を含んでいます:

  • β-イオノン(β-Ionone)
    → 甘くフローラルな香り。果実の熟成感や華やかさを演出します。

  • ヘキセナール(Hexenal)
    → 青りんごのようなグリーンノートを持ち、爽やかさを加えます。

  • 酢酸エチル(Ethyl acetate)
    → 甘くてやや揮発性の高い香り。果物特有の軽やかな甘酸っぱさを表現。

  • リナロール(Linalool)
    → フローラルで少し柑橘系のニュアンス。香水などでもよく使われる成分。

  • ゲラニオール(Geraniol)
    → バラのような香りを持ち、華やかなフローラル感を強調。

いただくと美味しいフルーツですが、蒸留して取り出せる香りは少し異なります。
 

これらの香気成分は、他の食材との香りの共通点を見つける際にも非常に重要な手がかりとなり、

フードペアリングの根拠になりますよ。

 

意外性のある相性の良い食材リストもお知らせしますね。

  • グリーンオリーブ
    ⇒ 共通の「グリーンフローラル系」の香気成分を持ち、甘酸っぱい果実香と塩気のあるオリーブが斬新なハーモニーを作ります。

  • タイム(ハーブ)
    ⇒ フルーティーで南国感あふれる香りに、ウッディでスパイシーな香りを重ねることで、香りの層が深まります。

  • チョコレート(特にホワイトチョコレート)
    ⇒ パッションフルーツの酸味と、ホワイトチョコの乳脂肪由来の甘みとコクが完璧な対比と調和を生み出します。特に冷菓やムースで活用すると魅力的です。

  • ブルーチーズ
    ⇒ 甘酸っぱい果実の香りと、塩気と熟成香のチーズとの強烈な香りの対比が、意外にクセになる組み合わせです。高級レストランのデザートで採用されることもあります。

  • 黒胡椒(ピンクペッパーも含む)
    ⇒ パッションフルーツのトロピカルな香りに、ピリッとしたスパイスがアクセントを与え、香りと味に立体感を与えます。

 
この時期限定のパッションフルーツ、三倍活用してみてくださいね。
 
さて、「香りを食べるチャンネル」YOUTUBEチャンネル
 
昨日、なぜ、私が「キッチン蒸留」を作り上げたかの導入部分を
お話ししています。
 
 
可愛いルル先生も登場していますよ
 
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今日も素敵な1日を!
 
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