通院も大変

通院も大変


前立腺の病気があって血液検査の結果の値が悪かったので再検査。その「検査結果の説明があるので聞きに来てください。」

と言われたという事で通院同行しました。


高齢夫婦二人暮らし。奥さんはしっかりしているけれども「私も最近は難しいことはわからないので。」ということで同行の依頼を受けました。

子供さんは別に住んでいるけれども、十分一緒に行ってあげられる距離に住んでいますが、日ごろから子供さんの助言に耳を貸さないAさんの受診については来てくれません💦

検査結果を聞いて訪問看護師に伝えないといけないので(主治医以外の病院との連携はしてもらえないのです😢)

立ち会って丁寧に説明していただけ、質問にも答えていただいたのでケアマネジャーとしては、立ち会ってよかったと思います。


結果は「治療の効果が一定出ているので今の治療を続ければ大丈夫。その代わり決められた日に必ず来てください。」と言われて終了。説明時間約5分。

車の運転はできないので介護タクシーを利用して往復6千円。


通院も大変ですね。今回は本当に説明を聞くだけのためにそれだけの交通費がかかります。

それにしても、子供さんとの日頃からの仲が円滑であれば手伝ってもらえたかも・・・


ケアマネジャーが通院に同行することは報酬でも評価してもらっているので仕事としては大事な部分。

だがしかし、なにか腑に落ちない。今後、ちょっと役割分担を検討しないといけないかな・・・と振り返る。


それでも、頑固なご本人様が何度も「ありがとう、ありがとう。」と言って下さり、検査結果が良かったことでとても安心している様子。それを見ると『日頃見れないこんな表情が見れて良かった』とも思うのです。

そして、ご利用者とケアマネジャーの関係性が進むのはこんな風に手間暇かけたときであり、これが、のちのち本当に大事な意思決定支援を促さないといけなくなったときの信頼につながるという事も経験的に知っているわけです。


人の人生を支えるという事はやはり一朝一夕にはいかないものです。

生産性や効率化では測れない部分でもあるのです。


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