意思決定支援

意思決定支援


Aさんはずっと、「もう自宅での生活は無理だと思うので施設に入所したい。」

と言われています。

息子さんと二人暮らし。息子さんは仕事を持っており日中独居の状態。

いくつもの病気や奥さんに先立たれたりと試練を乗り越えてきた頑張り屋のAさんがそういうのだからそのようにするのがいいのではないかと支援者としても思うわけです。


それでも、すんなりとはいきません。

なぜだか息子さんが「もうちょっと様子を見ます。」といって進まないのです。

そう言って半年以上経過して、その間にも病状の方も思わしくありません。

傍目からみると答えは決まっているのに当事者にとっては今日と明日の連続で、もう一日延ばしになってしまう事はよくあります。


原因は様々

金銭の課題もありますね。Aさんに関してはそこはクリア。

ではなにか、毎日体調や気持ちが変わることではないでしょうか。

昨日は調子が悪かったけれど、今日は調子が良い。もしかするとこれが続くんじゃないかと期待する。

期待と諦めが交互にやってきて決めきれない。


根気強く支えていきたいと思います。

そのための提案できる選択肢をしっかりと持って。

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