映画『でっちあげ〜殺人教師と呼ばれた男』

映画『でっちあげ~殺人教師と呼ばれた男』

を見てきました。


今から20年ほど前、日本で初めて教師によるいじめが認定された体罰事件。それは、でっちあげだったのか事実だったのか、という前代未聞、事実に基づいた映画です。


個人的に俳優の綾野剛さんのファンであり『ゴー活(笑)』の一環としてよく内容を確かめもせずに見に行って、驚くほど社会派な映画で『申し訳ありませんでした💦』という感じ。


映画にはスーパーヒーローは出てこず、社会派の弁護士を何とか見つけて一緒に裁判に向きあっていくのです。

そして、裁判が終わっても、誰も責任は取らない。


事件を大きくしたのは週刊誌や新聞などメディアの『実名報道』でした。

昨今SNSの普及もあり事実確認ができていないことがまことしやかにあっという間に広がります。

そして、社会的に抹殺される人がいるのだという事を自覚しなければなりません。


ふと思ったのですが

事実確認をされた時に『一点の曇りもない』人っているのかな?という事です。

誠実であればあるほど、自分にも落ち度があったかもしれない・・・と思ってしまうような気がします。

主人公の教師も『教育の一環で児童の頬を手の甲で払った』ことを暴力ではなかったと言いきれなくて

一部認めてしまうことでさらに窮地に陥るわけです。


窮地を救った弁護士の一言

「自分は無実だと思うのだったら、それをキチンと感情的にならずに覚悟をもって伝えることです。あなたにかかっています。」と。(スミマセンうろ覚え)


上司や教育委員会と言った絶対的な権力、地域住民、マスコミ、という到底跳ね返せそうにもない圧力に対して『自分に確信が持てなくなってしまう』ことってあるような気がします。


なにより、受け手側として情報を鵜呑みにしすぎないこと、発信者として誰かを傷つけてしまわないかと常に振り返り続けていく必要があるのだと胆に銘じました。

なんとなく見に行った映画はびっくりするほど示唆に富んでいました('◇')ゞ


ネタバレにならないように書くと、なんだか今一つぼんやりとした内容になりました。

事実が盛り込まれていないとやっぱり、全体的にボンヤリするのか(;´д`)トホホ


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