静かなる誤嚥

静かなる誤嚥


Aさんが発熱で通所が利用できないという事で電話があり、日中独居の方なので一人で過ごせるか、受診は必要なを確かめにお家を訪問する。


ご本人は「なんともない」と言われるが熱感でホカホカしている。

検温すると38.9°。


8度9分はこもり熱ではありえない。

なんらか原因があることは確か。

ご家族と連絡を取り合って介護タクシーの手配。

受診するとなんと誤嚥性肺炎。


え?咳もムセもなく、静かなんですけど。

他の疾患がありむくみなどにみんなで注意を向けていたところ。

『不顕在性誤嚥』といって咳やむせなどの自覚症状がない状態。気づかないうちに誤嚥が進行して悪化させるそうです。


うーん苦しい。Aさんの楽しみがどんどん減っていく。

これまでは減塩にさんざん注意して、これからはプラス誤嚥にも注意です。

なにか、楽しみを見つけましょう。

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