長崎の世界遺産について

長崎の世界遺産について


世の中はゴールデンウィークと騒がしいので、ゴールデンウィークらしいことをやってみました。


熊本県天草へドライブ。

私が住む長崎県雲仙市は長崎県の東側。フェリーに乗れば20分くらいで天草に到着します。

これまでにも何度か行ったことはあるのですが、

今回初めて、『長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産』の構成遺産を尋ねてみることにしました。


崎津集落という関連遺産の集落に行って、教会や資料館を見学。

資料館のガイドの方のお話では、長崎の関連遺産で建物が関連遺産になったのは大浦天主堂一か所。

それ以外は集落そのものが遺産であるという事でした。


世界遺産になった当初うっすらと聞いたことはあったけれども、その意味や価値についてはあまり考えることなく

「へー。すごいな!!」くらいの感覚でした。


改めて、集落が対象と聞いて奥深さに触れました。

禁教令が敷かれている時代に隠れて命がけで信仰した意味。

ガイドの方の説明では「重税に苦しむ中、本当に貧しい土地に暮らす村人の唯一の心の支えだった。」ということ。


貧しかったから続いた?それしか救いようがなかったから?

それだけだろうか・・・

キリスト教の良さに気づいたからというのもあったのではないかしら?などと妄想は膨らむ。


本当のところは当事者にしかわからないかもしれません。

いろんな人の利害関係といったようなものもあったかもしれない。


長崎にも関連遺産はたくさんあり、それぞれに物語があります。

そう言った歴史の延長線上に生きているんだなあ。と感慨深い。


何となく、帳面消しのように訪れた世界遺産。

当時を生きた皆様、引き継いだ皆様、世界遺産にまで押し上げた皆様。

敬服いたします。

そして、そんな長崎に今を生きていることのご縁を感じました。

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