地域ケア会議の効果

地域ケア会議の効果


雲仙市では困難事例の相談の場として地域ケア会議が開催されます。

参加メンバーとしては

地域包括支援センターが招集して・雲仙市福祉事務所・雲仙市社会福祉協議会・法テラス弁護士・警察・消防などなど

そのケースによって参加メンバーは多少違ってきます。

そして私たちサービス事業所。ケースによってご本人やご家族が参加することもありますが、家族に課題があったりするので同席は難しい。同席していただけるケースは解決間近とも言えます。(一緒に考えていただけないから困っているというか・・)


先日やむにやまれず2事例を立て続けで取り上げていただきました。


その結果・・・少しづつ進展がみられてきました。

正直なところ、これまでケア会議に出していただいても・・・なかなか結果につながらないことが多く、『解決そのものはあてにしていなかった』というと失礼なのですが💦

結局現場の気持ちは現場にしかわからん!!というような少々逆切れ(スミマセン)状態で終わったこともあってですね。


今回私を変えて頂いた一番は法テラス弁護士のご指摘2点でした。(個人情報に触れないように内容は敢えて変えております) 

私(弁護士)は介護保険のことも、この事例のこともよく知らないという前提ですがと前置きで

☆過去においてふさわしくない家族の行動があったかもしれないが、現在も続いているというよりはそれを知られたくないという気持ちが働いているのではないか。

☆単純にケアマネジャーの説明が理解できていないのではないか。


と言った助言でした。

介護保険にも事例にも詳しくないという事が先入観を持たれていないという点で私の中でとてもすんなりと聞こえてきました。そして、なんだか素直になれたのでした。


言われてみれば、そんな感じもする。

これ以上できないというほど説明してきたけれども、もっと丁寧に説明を心がけてみる。以前においてふさわしくない介護があったかも知れないけれども今は無いのではないかという前提で接してみる。

という事を心がけると、あんなにかたくなだった家族との距離が近づいているのではないかと感じる今日この頃です。


介護保険や事例に詳しい関係者で話すと、堂々巡りになることも、全く関係ない多職種で論じることで光明が見いだせる。

本来のケア会議の在り方だったのね。と改めて気づかせていただいたのでした。


質問をするときに謙虚に、『知らないから聞かせてほしい』という聞き方が、心の扉を開かせる。

流石でございます。


皆様ありがとうございました🥰



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