2025.04.10
音楽の力
音楽の力
たまたまテレビをつけたら『徹子の部屋』に歌手の加藤登紀子さんが出ていらして、「ハルピンでの終戦後の混乱時に音楽に力を得た。」という事をおっしゃっていて心に残りました。
「音楽ではお腹は満たせないけれども、希望、生きる意欲と言ったものをもらった。」と。
確かに第二次世界大戦後、美空ひばりさんなどたくさんのスターが登場して、日本の復興を支えた原動力になったようです。
音楽の持つ力。改めて考えました。
・私は以前音楽療法に携わったことがあり『感覚統合』といって、音楽に合わせて動いたり、自分のボディイメージを確かめたり。障害のある子供さんたちと一緒に活動したことを思い出します。(作業療法の分野でもあります)
・また、認知症状が重く、なかなか自分からの発信は難しい方が、大好きな歌謡曲をかけると目をぱっちりと開いたり。
・私ごとではありますが、声楽をやっていた娘は『体を筒にして』歌う。と言っていましたが、人の声ってこんなにも出るのかというくらい振動がありました。
などなど、音楽にまつわるエピソードはたくさんあります。
そこで考えてみた。
音楽の起源って・・・
音楽学者のクルト・ザックスは
1、「言語起源的」な様式(抑揚をつけて言葉を唱えることから始まった)
2、「感情起源的」な様式(形にとらわれず感情をほとばしらせることから始まった)
やがてこの二つは混ざり合い
3、「旋律起源的」な様式に発展した
と言っています。
私なりにざつーに分析すると
音楽は私たちの脳のもっとも原始的な分野に作用し
水である細胞を伝播して全身に巡り、私たちを元気にしてくれるのではないでしょうか。
ムム、ムムム やっぱり音楽は奥深い。