音楽の力

音楽の力


たまたまテレビをつけたら『徹子の部屋』に歌手の加藤登紀子さんが出ていらして、「ハルピンでの終戦後の混乱時に音楽に力を得た。」という事をおっしゃっていて心に残りました。


「音楽ではお腹は満たせないけれども、希望、生きる意欲と言ったものをもらった。」と。

確かに第二次世界大戦後、美空ひばりさんなどたくさんのスターが登場して、日本の復興を支えた原動力になったようです。


音楽の持つ力。改めて考えました。

・私は以前音楽療法に携わったことがあり『感覚統合』といって、音楽に合わせて動いたり、自分のボディイメージを確かめたり。障害のある子供さんたちと一緒に活動したことを思い出します。(作業療法の分野でもあります)

・また、認知症状が重く、なかなか自分からの発信は難しい方が、大好きな歌謡曲をかけると目をぱっちりと開いたり。

・私ごとではありますが、声楽をやっていた娘は『体を筒にして』歌う。と言っていましたが、人の声ってこんなにも出るのかというくらい振動がありました。

などなど、音楽にまつわるエピソードはたくさんあります。


そこで考えてみた。

音楽の起源って・・・

音楽学者のクルト・ザックスは

1、「言語起源的」な様式(抑揚をつけて言葉を唱えることから始まった)

2、「感情起源的」な様式(形にとらわれず感情をほとばしらせることから始まった)

   やがてこの二つは混ざり合い

3、「旋律起源的」な様式に発展した

と言っています。


私なりにざつーに分析すると

音楽は私たちの脳のもっとも原始的な分野に作用し

水である細胞を伝播して全身に巡り、私たちを元気にしてくれるのではないでしょうか。


ムム、ムムム  やっぱり音楽は奥深い。

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