教訓は生かされているのか?

教訓は生かされているのか?


3月11日東日本大震災から14年という事で様々な報道があっていました。

14年というと生まれた赤ちゃんが中学を卒業しようかという年月になります。


震災当時私はケアマネジャーをしていました。

事務所のパソコンの画面に映し出される津波が、初めて見る光景であり『あっけにとられる』といった感覚でした。

今まで見たこともない光景。一瞬CGかなと思うほどいろんなものが流されていました。

14時46分発生という事ですから、まだ明るく、刻々と惨状が明らかになっていきました。


東京も結構揺れたという報道に東京の大学に通う長男に電話をしますがなかなかつながらず、時間をおいてやっとつながったときの長男の第一声は「もう死んだと思った」でした。

震源地が東北でも関東もかなりの揺れのようでした。

学生のことですから節約して耐震もほどほどの安いアパートを借りていましたから、崩れてくる恐怖があっただろうと思います。

やはり、報道により当時のことが鮮明によみがえってきます。


その後能登半島沖地震、先日の岩手の山火事など大規模災害が相次いでいます。

南海トラフ沖地震は30年の間には必ずやってくるとも言われています。


それなのに・・・

私の住む長崎県雲仙市小浜町では警察署も、新しく移築中の消防署も海の目の前にあります。

東北のような大きな津波でなくともあっという間にさらわれる距離です。

なんなら、長崎県庁も同様わざわざ海辺に移転しました。

長崎は斜面地が多いので、大きい建物を建てようとすると、埋め立て地に建てざるを得ないという事情があります。


湾の中なら津波は来ないという根拠などがあるのでしょうか?

説明を受けたこともないので私にはわかりませんが、

いざというときに警察署と消防署から被災するという事にならなければいいのですが・・・


教訓って生かされないものなのでしょうか・・・トホホと思うのは私だけでしょうか。

私が不勉強なのでしょうか。





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