ママ弁からババ弁へ・・・人生は短い

ママ弁からババ弁へ・・・人生は短い


我が子を育てるときから何かと言えば弁当を作りました。

幼稚園の小さいお弁当箱から、息子が高校生の時は野球部で進学校であり勉強もしなければならないという事で、栄養士指導の二段弁当を毎日。(きつかった💦)


成人した娘がある日言いました。

「お母さんのご飯は子供の時『なんておいしいんだろう』と思っていたけど、ちょうど高校生くらいの時は『なんてまずいんだろう』と思っていた」・・・と。


まずい食事を作っていた時の私は家庭崩壊の危機にあり。毎日がストレスフル、悩みに悩んでいた時でした。

また、ちょうど子供たちの学費にお金がかかり食費を節約していた時期でもありました。

作っている私は、自分が作った料理がそんなにまずいという事に全く気が付かず。

心のあり様は味に出るのだなと教えられました。


嵐のような子育てが終わり、今やママ弁ははるか昔に卒業し、そろそろババ弁も卒業しようかという時期になりました。

中学から寮生活の上の孫にはもう、あと数えるくらいしかお弁当を作ることはできません。

となると、おにぎりを握る手にも自然と力が入る。


ちなみに

おにぎりは『古事記』の『握飯(にぎりいい)』という言葉が語源。

『鬼を切る』という響きが似ていることから魔除けとしての意味合いがあったとの事。


そういえば、運動会や遠足は当然のこととながら、入試や部活の試合など『ここぞというとき』には必ずおにぎりを握ってきました。

無意識にも縁起を担ぎ、おにぎりに心を込めたのだなあと改めて思う。


またまたちなみに貴族の女性は『おむすび』と呼んだそうな・・・そうえいば上品な感じがする(笑)


いずれにしろ、人生はあっという間です。

先のことをくよくよと心配しても始まらない。

まだまだ諸先輩には足元にも及びませんが、そんなことを思う今日この頃・・・春ですねえ。



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