愛されキャラ

愛されキャラ


Aさんの強みは何と言ってもその愛されキャラではないでしょうか。

御年83歳。酸いも甘いも嚙分けて、生き抜いてこられた男性に愛されキャラと言ってしまうのは失礼だとは承知しています。が、Aさんを表現するときにピッタリだなーと思ったもので・・・


先日も入院中のAさんの面会に伺うと看護師さんのサポートを受けているところでした。

わちゃわちゃと、なんだか看護師さんも楽しそう(笑)


Aさん「入所しますかー?自宅に帰りますかー?」の私の問いに迷うことなく「帰る!」ときっぱり。

その言い方もなんだかほほえましく看護師さんも「帰りましょうね」と嬉しそう。


Aさんは進行性の難病を長い事患っています。

失礼ながら私も最初にお会いしたときにAさんが歩けると思いませんでした。

そのくらいグラグラと不安定なのです。

ところがそれから数年。病気の進行はほとんど感じられません。

『加齢に伴う低下』と言ったところです。


何年も支援させていただいていて、Aさんの口からネガティブな発言はただの一度も聞いていません。

飄々とあるがままに生きておられる。

通所に行くときはお気に入りの漫画本持参です。

「話が合う人がいないから」本を読んで過ごすとの事。


愛されキャラ・・愛嬌がある・チャーミングとも言い換えられます。

が、その奥には葛藤の日々があったことは間違いがないのです。

難病があっても、体が思うように動かなくても、周りを良い空気にさせる力があるって

やっぱりすごい。


そんな出会いにもまた、ケアマネジャーという仕事の醍醐味を感じるのです。

Aさんのキャラクターを生かせるようなマネジメントができるかどうか。

試されています。痺れるなー!!

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