生涯現役

生涯現役


先日テレビを見ていたら『町中華グランプリ』というのをやっていて、今人気で行列のできるお店対抗で一番を決めるということで食いしん坊も手伝ってしっかり見ました(笑)

改めて、町中華とは『古くから地域に親しまれている中華料理をメインとした大衆食堂』とあります。

確かに中華料理ではあるけれども生活に密着している。


そこに登場していたのが御年80歳の女性料理人(オーナーでもあるのかな?)

凄い量のご飯が乗った中華鍋を振ってあっという間に五目チャーハン完成。まずもって体力が凄い。

その他2回戦があって結局この女性が優勝したのですが・・・


”凄いなあ”と思うと同時に”時代だなあ”と感じたわけです。

高齢にもかかわらず頑張っているという評価軸ではなく、職人としてガチで勝負に行って勝ったわけです。

審査員の好みやいろんな条件があったにしても、少なくともこの80歳の女性は職人として勝負に行ったわけです。

自分よりはるかに若い男性の職人さん相手に気迫が凄いなあと思いました。

何年か前まで60歳あるいは65歳定年であとは年金でほどほどに暮らしていくという人生モデルが通用していた時代にはない企画だったんではないでしょうか。


年金はあてにならない、人口減少で税収も減っていく、物価高・・などで働かざるを得ない人。

人手不足解消のために協力している人。

そして、仕事が過ぎで好きで働くことに生きがいを感じている人。

働く理由も人それぞれ。


女性が飲食の世界で生きていくこと自体が難しいと今でも言われている中で切り開いてきたものが佇まいから伝わってきてあの場に立つことにチャレンジできたこと自体がメンタルとして凄すぎる・・・


生涯現役、それは目指すところではあります。

自分が80歳になったとき、果たして働いているだろうか。

働いていたとして、この方のような気迫をまとっていられるかなあ・・・(;´д`)トホホ全く自信がない。

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