期待に応え続けるのをやめてみる

期待に応え続けるのをやめてみる


私たちはある程度無意識に誰かの期待に応えようとして生きてきましたね。

それは、最初は親だったかもしれません。

這えば立て、立てば歩めの親心などと言いますが、初めて○○した日、親御さんは喜んだに違いないし、その喜びを見て『もっと喜ばせよう!!』なんて赤ちゃんながらに思ったかもしれません。


長じるにしたがって、それは相手が友人だったり、恋人、家族、仕事上の上司あるいはクライアント。

数え上げれば私たちが期待に応えようとしている相手はキリがありません。

そして、そのすべての人の期待に応えることはやはり不可能かもしれません。


そもそも、そのお相手は果たしてそれを望んでいるかどうかもわからない。

『え?そこまで望んでいませんでしたけど・・・』ということもあれば

依存関係に陥って『もっとこうしてほしい、ああしてほしい』と望まれることもあるかもしれません。


ケアマネジャーはクライアントに対してなんとかして望む暮らしに近づけたいと頑張りますね。

でも、ご本人の都合、ご家族の都合、事業所の都合、地域の都合で思ったようにいかないことも多々ありますね。

そんな時、すこしだけ心を離して『これは本当に望まれていることだろうか?』と一呼吸置くだけでも楽になるかも知れません。

確認するとそこまで望んでいなかったということも私の場合少なくありません(笑)

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