失われた30年

失われた30年


ある一定の年代以前の方はご存じだと思うのですが、リクルート事件というのがありました。

いまは数兆円をたたき出す大企業の創業者がかかわった事件です。

私が子供の時の話で、うっすらと証人喚問されていた国会の様子を覚えているくらいです。

でも、子供だった私も覚えているくらい衝撃的なインパクトがあったという事でしょう。

(上場前の株を売っていたことがインサイダー取引という事で厳罰化されています。)


たまたま知り合いに「この本オモシロいから読んでみて。」と手渡されたのがこの事件と首謀者とみられたリクルート創業者の江副氏のことについて書かれた本でした。


子供の私には何が悪いのか、さっぱりとわからなかったのですが、大人になった今でもわからないというのが感想です。

ただ、私でもわかるのは

①江副さんがやりたかったことをやっていたら日本のIT産業は世界に引けを取らない発展をしたのではないかという事

②創業者を早くに失ったリクルートがその後巨大産業となった事はめちゃくちゃすごい事なのではないか。

ということです。


事の真意はわかりません。

凄い数の検察が動いて包囲網を作ったと書かれてあります。


が、日本の歴史が変わったこと。それにより世界地図も変わったのではないでしょうか。

そして、創業者がいなくても発展したことは、江副氏がいかに優秀な人材を集めたかという事、将来性のある事業に目を付けたかという事の裏返しかと。


才能は奪われるものなんでしょうか?

たかだか本1冊読んだくらいで、わかることはほとんどありませんが、そういった史実の果てに今があること。

少子化が進み、日本は貧乏で将来がない国と諸外国から見られていること。残念ですね。


もしも、これをひっくり返すことができるとしたら、私たちの大和魂に火をつけるしかないのではないかとぼんやりと思うけど、何をやったらいいかわからない今日この頃です💦


今を目いっぱい集中して生きるだけですかね(笑)

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