小説の主人公

小説の主人公


「私の半生は本当にいろいろありました。波乱万丈。

小説を書こうかなと思ったこともありましたが、もう年でね。あきらめました。」


と笑って教えてくださったのは会社経営のAさんでした。

私でも知っている地域の名士との交流や「『これが売れなかったら廃業のピンチ』というときに、最後の最後に不動産が売れたなどなどヒヤヒヤでしたよ。」と、エピソード満載。

一見華やかでも、その実情は計り知れないものがあることがお話の端々から伺えます。

笑いながら教えてくださるけれど、億単位のお金のストレスは想像ができます。


「どんな気持ちで乗り越えたんですか?」と、私のいかにも安易な質問(笑)

「そうね、『何とかなるさ。』とあまり深刻にならなかったかな。『やるしかなかった』から。男の子3人学費も必要だったし。」との事。


成し遂げた方のほとんどがおっしゃるのが、「人に助けてもらった」「感謝」「あの時があるから今がある」

一言で言えばそうなるのでしょうが・・・


人生の価値に重いも軽いもないのでしょうが、やはりスケールの大きさに圧倒されます。


そして、皆さんおっしゃるのが「振り返ってみたら成し遂げたなと思うけど、毎日毎日その日一日を丁寧に完全燃焼で生きること。」


ムムム・・ムムム・・・


一人として同じストーリーはない。

ケアマネジャーって、思い出語りというスクリーンを一緒に見て、その方の人生を一緒に振り返るそういったオモシロさがあるのです。

雪は宝 一覧 去るものは追わず