重たい事こそ軽く

重たい事こそ軽く


まだまだ映画『室町無頼』の余韻が続いています(笑)


今日はBGMについて。

疫病や飢饉に苦しむ貧しい人々を描いた映画ですから、映像そのものは結構重たく、暗いと言えば暗い描写も多かったのですが、BGMが軽くて、『救われた』と思いました。

レビューを見てみると。BGMがザンネン、という意見もあり。

一方で、マカロニウエスタンを意識しているらしい。

黒澤明監督や岡本喜八監督へのオマージュという見方もあるらしい。

あるいは、海外進出目的のため?


クライマックスで、音楽でもっともっと盛り上げるという手法もあるのでしょうが、重苦しく、理不尽なテーマをさらっと仕上げていただいて、私自身は重苦しさが残らず映画館を後にできた次第です。


私たちも職業柄重いテーマを扱わなければならないことは往々にしてあります。

看取り、難病、DV、子供さんの支援などなど。

深刻に考えるときりがないほど。


逃げるという事とは別に、深刻だからこそ思いつめないという生き方の知恵などと言うものを仕事から教わったような気がします。

『明日は明日の風が吹く』と、強く、朗らかに生きてくださった方々です。


重いテーマこそ軽く

これはあくまでの私の私見であり、主観の問題でしょう。

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