日常こそ本番

日常こそ本番


大晦日も元旦も、ずーっと俳優の松重豊さんがおいしそうにご飯を食べるのを見続けました。

材料が足りなくて買い出しに出かけた後も、疲れて転寝をした後も、松重さんは変わらず淡々と食べている。


なぜこんなに飽きずにみられるのか?考えてみました。  もちろん私にとってですが(笑)


松重さん演じる井之頭五郎は仕事も一所懸命にします。そして私たちと同じようにいい事があったり、よくないことがあったり。

頑張ったあとやくじけた後に「お腹が減った」となり➡おいしいご飯をお腹いっぱいに食べて➡また「よし頑張るか」になるわけです。

お腹が減ったときは何とも情けない顔になり、お腹が満たされてキリっとなるのはさすが俳優さんです。


私にとっての魅力

①何と言っても健康的に食べるので安心してみていられる。

 結構たくさん食べるけれども大食いというほどではなく、スリムでもいらっしゃるので

 体重や血糖値を心配しないで見ていられる。(職業病?)

②途中からスピードが上がってガツガツ行く。

 見ているこちらのスピードもアップ。

③メニューのチョイスが良い。

 結局、コース料理に近いような組み立てになる。すごい組み合わせ。

④一口のサイズがちょうどよい。

 ほおばりすぎず、上品すぎず。

⑤咀嚼音が良い

 松重さんの歯が良いのだろうなと思わせる咀嚼音。

などなど、分析は終わらず・・・


そして井之頭五郎が最後に言いました。

『町の料理屋の何気ない一品にそこはかとない、深いものが隠されている』と。

(あくまでニュアンス。細かい言い回しは覚えていませんが)


なるほど!!!そうですね。

三ツ星レストランや、有名シェフや、高級食材とは全く関係がない。

ご当地で愛され続けているフツウ―の逸品をパクパク食べる。

市井の人々が守り続けてきた文化を食べているんだなあ。

そういえば、ちゃんぽん皿うどんの回も地元の私たちが、ソウソウとうなずける言い回しで表現してくださっていました。



ムムム・深い・・・

日常こそ本番。

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