アトムの余白

アトムの余白


♪空をこえて ラララ 星のかなた

 ゆくぞ アトム ジェットの限り

 心やさし ラララ 科学の子

 十万馬力だ 鉄腕アトム♪


と、つづく。


皆さんご存じ鉄腕アトムの主題歌です。

作詞は詩人谷川俊太郎氏と聞いてびっくり。

谷川さんによると ラララの部分・・・苦肉の策だったとか。


歌詞をつらつらと書いていくが、どうしても埋まらないところが出てくる。

「えーいと思って 『ラララ』を入れたら、みんなが『ラララ』を楽しんだ!!  意外でびっくりした。」


そういえば、ラララのつく歌は結構あるし

ラララと口ずさんで悲しい気持ちにはなりにくい

というか、絶好調に楽しくなりますよね。


きっと深い理由があるに違いない。誰かご存じの方教えてください。


それにしても、聞いた人それぞれのラララがありますよね。それを作者の意図を超えてみんなが楽しんだと。

瓢箪から駒ではないけれど、意図しないところに意図しないような結果が出ることがある。


意図はしないけれどそこに行きつくまでは、生みの苦しみを乗り越える。

これがやはり一流の証でしょうか。

凄くて、素敵なお話です。

 

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