世はお買い物支援時代

世はお買い物支援時代


地域の施設に仕事で出かけたら、玄関に某有名衣料品店のセールのチラシが貼ってある。

どういうことですか?と尋ねるとセール品を売りに来てくださるとの事。


ご本人様も、ご家族も喜んでいる。

入所をするとまず着るものにあまりこだわらなくなる。

どうしても必要最小限をご家族が買って用意するという事になる。


自分で見て、素材感・サイズ感・デザイン・料金を吟味して買い物する。

脳も使うし生きる意欲につながる(ドーパミンなど様々ホルモンが出るらしい)

ネット消費では味わえない買う楽しみがあるなと思います。

着たら、似合っているとほめられて、そこでまたウキウキ。


背景には高齢者支援に対する理解の広がりと、人口減少、特に若年層が減って若者にアピールするだけでは消費は減る一方という経済的課題も見え隠れ。


そういえば、近所のスーパーにはお買い物支援係ができ・コンビニの移動販売車があちこちに出張している。

他の衣料品店にも(外出手段がない方は、お店の方からお迎えに行きますよ)と玄関に貼紙が。


「超高齢化社会。若者にしわ寄せが行ってるんだからもっと若者にスポットを当てよう!!」

と、わかっていても、まずは今現在の消費に目が行くのは仕方がない事か。

ここでも、数は力か。相変わらず高齢者は花形スターである。




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