観世流能楽師 武田文志

観世流能楽師 武田文志
氏  名:武田 文志(たけだ ふみゆき)
生年月日:1977年10月19日
出 身 地 :東京都中野区
身  長:170cm
血 液 型 :O型
星  座:天秤座

​武田文志(たけだふみゆき)シテ方観世流
重要無形文化財総合指定保持者
1977年10月19日生まれ  
観世流26世宗家・観世清和、故・野村四郎幻雪(人間国宝)及び父・志房に師事
公益財団法人 武田太加志記念能楽振興財団専務理事
公益社団法人 能楽協会会員

​3歳にて初舞台を踏み、これまで多くの大曲を披曲。海外公演多数。
​ワークショップやプロの後進指導にも力を注ぎ、現在は年間130前後の舞台出演の傍ら、毎月数十名の愛好者を指導している。
舞台の外では、(公財)武田太加志記念能楽振興財団の専務理事として運営の中枢を担う傍ら、経営者から学生まで幅広い層を対象に「能楽に学ぶ人生哲学」の講義を展開するなど、多方面から注目を集めている。
​ポッドキャストでパーソナリティを5年程務め、現在は「能と哲学」というテーマで週1回YouTubeチャンネルの配信を展開している。
​人々を魅了する事で「花を感じる(感動する)心」を覚醒させ、拡げ続ける、魂の能楽師。
​「文の会」主宰。「大分研能会」共催。


​公式YouTubeチャンネル「文志村塾(ふみゆきそんじゅく)」

※毎週月曜日配信中!!
文志村塾


​経歴
​​

​1980年 3歳 初舞台
1993年 14歳 初面(はつおもて)
1997年 20歳 社団法人能楽協会会員認定(現公益社団法人)
1997年 20歳 1番弟子を取る(愛好者の指導を始める)
2000年 23歳 社中(弟子)の数、60名を超える
2001年 24歳 海外公演初参加(北京にて日中国交30周年公演に出演)
2002年 25歳 観世宗家より観世流準職分に認定
2008年 30歳 自らの発案・声がけにより同志を集め、
        演能集団「七拾七年会」を旗揚げ(1977年生まれの能楽師で結成)
​2009年 31歳 海外公演初めてのシテ(主役)イタリア・ミラノ公演にて半能「野宮」
2017年 40歳 自身のリサイタル公演「文の会」を発足


​主な披曲・演能実績
​​

​1990年  2月 11歳 「花月」にて初シテ(主役)
2002年  7月 24歳 「石橋」を披曲
2003年  3月 25歳 「弱法師」
2003年12月 26歳 「乱」を披曲
2004年  8月 26歳 「井筒」
2007年  3月 29歳 「道成寺」を披曲
2010年10月 33歳 「望月」を披曲
2011年  4月 33歳 「松浦佐用姫」
2012年11月 35歳 「野宮」
2013年11月 36歳 「安宅 勧進帳」を披曲
2014年11月 37歳 「融 十三段之舞」
2017年  6月 39歳 「藤戸」
             7月 39歳 「隅田川」
           12月 40歳 「定家」
2018年  4月 40歳   「翁」を披曲
     12月 41歳 「玄象」
2019年11月 42歳 「道成寺 赤頭」
2020年11月 43歳 「屋島 弓流」
2021年12月 44歳 「求塚」を披曲
2022年  4月 44歳 「盛久」
           10月 45歳 「正尊 起請文」を披曲
     12月 45歳 「船弁慶 重キ前後之替」

花を感じる心

観世流能楽師 武田文志
能楽の大成者である世阿弥(1363~1443)は、数々の伝書を今の世まで残し、その中で「花」という言葉を多用しています。
​現代における「花」という言葉は、舞台役者やスポーツ選手など、いわゆるプレイヤーのみが有するものとして使用されています。

​しかしながら世阿弥は、その花を感じる「心」も花であると教えています。
​何かを見て魅了される心、それが即ち「心の花」です。
​例えば「美しい」「カッコいい」「凄い」など、何かを感じたならば、それこそが貴方の「心の花」なのです。
​それは、万人が感じる事とは限りません。

​そして、それを感じる事で初めて憧れを持ち、「どうやったら、あの様になれるのだろう?」と考え、努力する事で、次第にそれが出来る様になる。
​つまり、何かを感じない事には始まらないという事です。
​そして、その「感じる心」のセンサーは、十人十色、千差万別。
​自分オリジナルの「心の花」を解放し、感動する事で、より魅力的な自分になりましょう。
​そしてより楽しく充実した人生にしましょう!
​私は能楽のあらゆる要素を通して、そのお手伝いをしています!!