今日はコーヒーの起源についてのお話です。

植物としてのコーヒー豆は、すべてがアフリカを起源としており、３０００万年前には存在していたと言われています。

コーヒーを飲みものとして常用し始めたのは、１５世紀半ばころと考えられています。、エチオピアから持ち込まれ、対岸のアラビア半島南端にあるアデンやモカあたりで飲まれ始めたようです。

伝説としては、次の２つが有名です。
１．イスラム修道僧、シェーク・オマルが不祥事からモカを追われ、洞窟で草木を食べる生活を強いられていたところ、美しい鳥に導かれてコーヒーを発見したというもの。

２．山羊飼いが、ふだんはおとなしい山羊が木の実を食べて興奮して困っているのを修道院に相談したという伝説。後に脚色され、場所はエチオピア、山羊飼いはカルディと言う名が付けられました。

私が高校生の時には、地理の先生から、
「アフリカで山火事が起きて、偶然焼け残った（焙煎された）コーヒーが発見された」
と教わりましたが、コーヒーの世界では、その話は出てきませんね。

どちらにしても、エチオピアあるいはイエメンで飲み始められたようです。
そして、当初は、コーヒーと言えばイスラム世界で独占的に発展したのは間違いないようです。
今では、コーヒーと言えば欧米のカフェを思い浮かべますが、歴史をひもとくとまた新たな発見がありますね。



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