今日はグラインド（挽き）についてのお話です。

お店でコーヒーを買われた方は、袋の裏側をご覧下さい。
商品名が印字されたシールが貼ってあると思います。シールには、先月お話しした「ロースト」と「グラインド」の記載があります。
「グラインド」とは、コーヒー豆を挽くことですが、淹れるコーヒー器具によって粒の大きさに違いがあります。
当店では、ペーパーフィルター用に挽いた場合には、「グラインド７」と記載します。エスプレッソでは「グラインド１」、カフェプレスでは「グラインド１０」。数字の小さいほど細く、大きくなると粗くなります。

理屈っぽい言い方ですが、「コーヒーを淹れるというのは、コーヒー豆からその成分を抽出作業」を言います。
エスプレッソのように一気に抽出する器具は、コーヒー豆を細かくする必要があります。
一方で、カフェプレスのように、４分間湯に浸す場合は、粗めに挽いてじっくりと抽出しなければなりません。
想像してみて下さい。細かい粉の状態で４分間抽出した時を。雑味やえぐみも出そうですよね。

また、細かいものと粗いものとが混在したコーヒー豆から抽出したらどうなるか。成分の出方がバラバラになり、美味しく抽出出来ませんよね。

コーヒーの粒（メッシュ）をそろえる大切さが伝わりましたでしょうか。

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