アロマセラピーとは精油を使った療法ではなかった?!



(一社)日本アロマ蒸留協会

代表 河内あつ子です。



アロマセラピーという言葉は、

いまやいたるところで聞かれるようになりました。


アロマセラピー(芳香療法)は、様々な自然療法がある中でも、

数少ない自律神経を動かす療法のひとつと言われています。


そもそもアロマセラピーの定義とは何でしょうか?


薬理作用の高い精油が注目される昨今

精油を使った療法が、注目されていますが、

実は、アロマセラピーは、


【植物から抽出される揮発成分である精油・芳香蒸留水を

心身の健康増進・疾患の治療などに用いる療法】


であると言われています。



・精油

・芳香蒸留水


両者を、心身の健康増進に役立てていく事なのですね。



芳香蒸留水は、

精油のように薬理分子の集合体ではなく

薬理作用を持つ有機成分を

わずかに含む、

純粋な混じりけのないお水です。



近年、世界的にも芳香蒸留水は、「次世代アロマセラピー」として注目され始め

日本でも、ここ数年で、かなりのアロマやハーブ愛好家たちに注目されてきているように感じます。



私がアロマセラピーを学び始めた頃は、

芳香蒸留水は、どのアロマ団体でも、

「精油の副産物」的な位置付けでした。


実際、ほとんどがお水ですので、

それゆえ精油のような臨床例も少なく

あくまでもアロマセラピーという療法に

おいては、

副産物としての位置づけになっていたのだと思います。



実際、私は20年以上前から精油について

学び


3つの学校で、

精油についての資格を取得しましたが


アロマセラピーにおいての勉強の

99%は、精油に関するものでした。


芳香蒸留水の扱いは

あくまでも精油の副産物的な

位置づけであり

スキンケアに用いるのが主流。


ところが 

アロマセラピーの歴史を紐解くと


実は、精油よりも芳香蒸留水の

歴史の方が、はるかに長い

という事がわかります。



芳香蒸留水は、

ハイドロゾル

ハーブウォーター

フローラルウォーター

アロマウォーター

フローラルディスティレード

イドロラ

プラントウォーター

アロマウォーター・・

などとも呼ばれていますが、いずれも

水蒸気蒸留法によって得られる

芳香植物の主に水溶性成分を

含んだお水。


そして、芳香蒸留水は、

世界を見渡すと、生活に根付いたアロマセラピーの一つとして

取り入れられていることがわかります。


少しずつ、こちらのブログでは、


芳香蒸留水についての

あれやこれやを

お届けしていきたいと思います。


また、私が考案した

生活密着型アロマセラピー「キッチン蒸留」についても


記事に残していきたいと思います。


皆様が 芳香蒸留水に

少しでも興味をお持ちいただければ

幸いです。


どうぞ楽しみにされてください。


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